小林すみ子の街角ほっとメール

09年第2・3回議会報告

日本共産党市会議員 小林すみ子

来年3月の都市計画変更後では認められない事業
許されない!“かけこみ”建設
ラオックス跡地へのパチンコ店

 7月13日、市議会・建設水道常任委員会(小林所属)でパチンコ店計画が明らかになりました。9月議会には団地自治会から「都市計画地区計画」にふさわしい施設とするよう行政の指導等を願う請願がだされ、全会派一致で採択されました。
 建設水道常任委員会では、事業主に参考人招致をしましたが、日程が合わないとの理由で文書回答のみでした。
 建設前の解体工事では、養生パネルが落ちたり、鉄筋が飛んできたりと、大惨事に繋がる事態も。地域のこれまでの合意形成を無視する事業に、住民の理解は得られるでしょうか。

写真 写真
18号棟に掲げられた横断幕 建設現場 南側にも反対の横断幕10.20撮影

イラスト学童クラブのこと 私達の声をきいて
急がれる大規模学童クラブの解消
分割は子ども達保護者の声を聞いて

 90人を超える児童数になった上新井学童クラブ。ある保護者は、「保育園の年長さんが来年学童クラブに入れるか心配。学童クラブがなければとても働き続けられなかった」と言われています。
 上新井学童クラブも含め、大規模学童クラブの分割化と公募による選定はやめるよう質しました。
 分割学童の選定は、保護者会の声を無視して公募制にし、保育内容も不透明で学童クラブの会と異なる団体が選定され、結果的に大規模解消されない現象も起きています。市は、今後指定管理者制度にする計画です。が、児童と指導員との信頼を関係を築きながら日々の運営が成り立つのに、3年〜5年で運営団体、指導員も入れ替わるのでは放課後の安心した生活の場とならず、親も指導員も不安です。

写真街づくり条例改正
準工業地域に高さ制限
求められる商業地域の高さ制限

 『準工業地域の建物の高さ制限』や事業者による近隣住民の説明の範囲拡大(対象外だった南側も入り、改正後東西南北、建築物高さの2倍の範囲)となりました。

福祉タクシー制度見直しに
必要な人に必要な枚数を

 「障害者の社会参加を進める」目的の福祉タクシー券が4月から大幅に削減され、大きな怒りが起こり、市も見直しをいわざるをえなくなりました。
 6月議会で『当事者や障害者団体とよく話し合って、必要な人には必要な枚数の配布を』求めたところ、『きめ細かな対応をして夏ごろまでに一定の答えをだしたい』との答弁がありました。
 その結果、初乗運賃相当額(福祉タクシー券1枚1,500円、一般タクシー券1枚710円)で、交付枚数の最高限度72枚(1枚710円)を、市長が特に認めた場合審査の上、144枚(1枚1,500円)まで交付する等の見直しがされました。
 9月議会では、等級の低い知的障害者家族からの、通院等の必要性からタクシー券増配の声を届け、弾力的運用で増やすよう市に求めました。

泉町 旧生涯学習センター
存続・継続利用の請願
全会派一致で採択

 当初市長は、けやき台町内会・泉町々内会、利用者の会とは、会わないといっていましたが、皆さんの働きかけと議会で取り上げた事から、各団体と市長との懇談が実現しました。
 議会には、署名を携えて利用者の会・町内会の皆さんが各会派に働きかけてきた成果が、全会派一致の請願採択に結実しました。
 住民こそ主人公です。市は、住民のために日夜頑張っている町内会・自治会の活動の後押しや生涯学習の推進をしていく責務があります。

テレビがみられなくなる!
地上デジタル化に伴う負担の軽減を

 01年国会で成立した『11年アナログ停波』を盛り込んだ電波法「改正」に、共産党は、アナログ放送終了時期は、地デジ波のカバー率や普及率の達成条件によってきめるべきと反対ました。
 地上デジタル化は、テレビの買い替えやアンテナの設置が必要ですし、ケーブルテレビも経済的負担が重くなります。市に、負担軽減策と契約者全て対象の地デジ放送のみの低価格ケーブルテレビ料金のメニューを導入するよう(株)シティーケーブルネットに要請するよう求めたところ、「要請する」との答弁がありました。

後期高齢者医療制度、直ちに廃止を

 総選挙で誕生した新政権は、後期高齢者医療制度の廃止をかかげているが、“直ちに”といかない雲行き。総選挙前の参議院で当時共産党・民主党など野党四党で提出し可決された廃止法案の中身は『来年4月1日に廃止し、老健制度に戻す』としたはず。来年度以降になると新たな負担増が待っている。