08年12月議会では、特に大規模学童クラブ分割での管理運営のあり方等を質しました。
09年4月から70人を超える大規模学童クラブの小手指学童、東所・柳瀬学童クラブが分割される事になりました。
しかし、この分割する学童クラブの管理運営について市からは当該保護者には、指定管理者制度に準じて公募で決めるというのを一遍の書類の通知があっただけで、充分な説明もなく進められ、4月の運営開始にもかかわらず、指定団体の決定は1月末であり、受託団体は、それから指導員の採用から準備をすることになります。
学童保育事業は「施設管理業務」が目的ではなく、子ども達の毎日の安全・安心な生活を保障することが目的であり、その生活をつくることが仕事です。指導員が子ども達との信頼関係を築き、毎日の生活づくりそのものが「業務」ですので、3年から5年で受託団体を選定し直し、全く指導員も入れ替わる事態になる指定管理者制度にはなじみません。
市長は、『就任当初から指定管理者制度でといっていた。突然ではない。1年で変わるのはどうかと思うが、3年から5年くらいならいいと思う』と答弁しましたが、3年間でも5年間でも受託団体が切り替わる時に、例えば、新一年生が慣れない学校環境と放課後の生活からようやく慣れてきた二年生になって、今度は学童クラブが全く違う受託事業者で指導員も全て入れ替わってしまうということにもなります。障害者施設は、指定管理でも、「非公募」としていますが、学童保育事業も「非公募」とすべきです。
また、新所沢西地域の放課後児童対策は、清進小学校に「放課後ところ」ができ、保護者の中には学童クラブに替わるものと喜こばれた方もいますが、長期休暇はオープンしていません。他の学童クラブは待機児童が夏休み等長期休業の昼食は一緒に食べられるようになったのが、みどり児童館では行われていません。市は、新所沢公民館など複合施設内にみどり児童館を設置し、その中に70人定員の生活クラブを置く予定ですが、今より定員が10人減ります。このことでは、現在の新所沢コミュニティセンター内の児童館の生活クラブも残す方向策が出されました。