平井明美

「虹」こんにちは平井明美です

しんぶん赤旗

2010年 3月議会報告

 葉桜がまぶしく新緑の美しい季節です。認知症を患った母は今年90才を迎えます。その母に介護保険料や後期高齢者保険料の通知が届き、この国はお年寄りにいつまで負担をかけるのだろうと腹立たしい気持ちです。4月25日の沖縄県民大会は41の市町村長全員が参加するという歴史的な大会でした。日米両政府に県民の「基地はいらない」という意志を突きつけ、鳩山政権の決断が問われています。なぜアメリカにノーと言えないのか、大企業に社会的な責任を求めないのか、まさに今度の参議院選挙の争点ではないしょうか。今度こそ、政治の中身を変えるために日本共産党に力を貸して下さい。

平井明美

24時間小児医療救急

月・火・木・金と広がる

 小児救急医療体制は市民医療センターで月・火・水・金まで24時間体制になりました。さらに5月からの祝祭日の昼間診療の実施や小児科医師の確保についても前向きな答弁を引き出し、より充実しました。これは柳下県議と一緒に行った各医師会との懇談や保育園前で取り組んだ署名など、6年前からの皆さんの運動が実ったものです。(木曜日については、二次救急で西埼玉中央病院で行っています)

ところバス

200円で一日中乗り放題

 「ところバス」はお年寄りの引きこもり対策と社会参加を促進するために実施されました。昨年の見直しで一回100円と有料化、その上、路線変更で目的地まで乗り換えがある場合は往復400円もの負担増になるため改善策を質問。

 65才以上は200円で一日乗車券を、一般は500円で乗り放題になりました。6月1日から実施。

待機児解消は待ったなし

 保育園に入れない子どもが一月末で280人を越えています。私は幾度となく待機児解消を質問。例えば「園庭の広い公立保育園の増築、空き部屋の再利用、保育士の増員などで、何人もの待機児の受け入れが可能」など、現場の声を踏まえて質問。さらに「民間園の建設ばかりを頼りにせず、移設する松原学園の施設利用や募集をしない公立幼稚園など公的施設を利用して、緊急な対策をはかって欲しい」と質問。市長は「検討する余地はある」など答えながら、待機児解消の具体策を示すことができません。

部分返還は基地の恒久化

 所沢市の中心地に97万平方メートルの米軍通信基地があり、基地の真ん中16メートル幅の「東西連絡道路」の返還を求めています。しかし国は米軍側の倉庫を移設する費用など8億程度の負担を市に求めています。塩川議員が国会で、米軍の施設の移転費用を地方自治体が負担した事例がないことを国に認めさせていることから、市の負担は断るべきでさらに「部分返還は基地の恒久化につながる、核指令の機能をもつ危険性を市民に知らせ、全面返還を迫るべきだ」と質問。市長は「まずは東西連絡道路返還してから」と消極的でした。

公民館はもっと自由に使わせて!

 当市では政党が主催する演説会に公民館を使用できません。公民館法は、その運用指針で「特定の政党や宗教団体には公民館の使用はできない」としています。しかし、それは公民館が主催する催し物で、政党が借りるのとは別問題だと指摘。部長は「国政報告会という名目なら公民館を利用することは可能」と答え、公民館での政党演説会が可能になりました。