ひょうたん作りのお宅を訪問
地域で皆さんの声を聞きながら、市政に届ける平井明美議員(右側は塩川衆議院議員)
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基地返還は市民の力で
政権が変わり政治が大きく動き出し、地方自治体も新しい議会のあり方を求められています。民主党政権は後期高齢者医療制度の廃止を掲げていますが、当麻市長は「国民皆保険の立場からも必要」など答え、お年寄りの切実な声に背を向ける姿勢に議場からも「ひどい」という声が上がりました。 所沢市民の願いでもあった米軍基地の「東西連絡道路」がついに返還に向けて動き出しました。しかし国は、原因者負担として多額の移転費用を所沢市に求め、古びた倉庫の移転費用が6億円などと要求しています。米軍通信基地は米軍が核攻撃する際の指令基地の役割を担っている危険な存在でもあります。しかも、軍事施設などの移設に自治体が税金を使うことは地方財政法に違反している問題です。私は、移転費用は国が持つべきだと市長の政治姿勢を質しました。
公立保育園で0才児保育を実施し 待機児の解消を
保育園に入れない子どもは400人を越えています。当麻市長は財源削減を目的に公立保育園の民営化を推進してきました。しかし、九月議会で「保育園の民営化については23年度や24年度の実施は難しい。現在の保育行政の最重点課題は待機児の解消、民間園の充実」と答え、市長の任期中は民営化をしない宣言でもあります。
私は待機児ついて「0才児保育を実施していない9つの公立園での0才児保育の検討」また「民間園で保育士を増員するための補助金の増額と建設費や土地代で苦しむ民間園に、せめて借地代の助成をして欲しい」と質問しました。
当麻市長は「全ての公立園での0才児保育は難しい。現在は公立園で定員枠を何人広げることができるかを検討、民間園の保育士の補助金の増額や借地代の助成は考えていない」などと答弁。本気で待機児解消に取り組む姿勢が見られません。
アンケートなどで 青年の求める成人式に
平井「青年らしい成人式をするために彼らが何を望みどんな計画を望んでいるのかをアンケートなどで、検討してはどうか。さらに成人式の会場は『同窓生がいる会場など、どこからの地区からでも参加ができる』ことを知らせて欲しい。」
教育長「地域では青年達に要望を聞いているところだが、アンケートは検討する。どこにでも参加できるよう周知の徹底はする」
障害がある人たち
親亡き後の自立支援は
平井「ダウン症や知的障害児を抱える親は、自分が亡き後を考えると心配でノイローゼになりそうだとの訴えがある。ところさわ学園の他にグループホームなどの共同生活の援助が必要だ。さらに運営費補助の検討は。
市長「市内にバランスよく配置するよう『障害者支援計画』に整備促進を位置づけている。現在は、松の郷跡地にケア・ホームを予定で、建築確認を申請の段階だ。また運営の補助は約束できないが、家賃補助は検討している」
ヒブ・ワクチン接種で子どもを髄膜炎から守って
平井「夜中に幼児が高熱を出しけいれんを起こす場合、『細菌性髄膜炎』が心配される。日本では年間千人もの子ども達がかかり、死亡率は5%、後遺症が20%程度も残る病気で、子どもの病気では一番恐ろしいと言われている。予防接種のヒブ・ワクチンが有効で高熱による髄膜炎は防げるが、自己負担が重く若い世代には大変だ。厚生労働省に定期接種するよう働きかけることやそれまでの間、荒川区のように助成制度を作ることはできないか」
部長「国は予防接種への移行が遅れているところだが、市としての助成は時期尚早と考える」などの答弁でした。
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