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9月の議会質問は…
入曽駅周辺整備事業 概要図<狭山市HPより>
入曽駅周辺整備事業 概要図<狭山市HPより>
 9月議会の私の一般質問、「入曽駅周辺事業」、A「上広瀬工業団地造成事業での交通渋滞」、B「公務員へのマイナンバーカードの交付押しつけ」の3題を取り上げました。が、今回は「入曽駅周辺事業」についてお話します。

「入曽駅周辺整備事業」とは

「入曽駅周辺事業」は、現在の西武線入曽駅を解体し、100bほど、狭山市側に新駅を造る。さらに、駅を橋上化し、東西自由通路も造る。周辺の道路の拡張も行うが、現在の駅東
口の前を走る県道入曽停車場線は拡幅もせず、そのまま。新駅の側には入間小学校跡地に商業施設を誘致。西口の方にも駅前広場を造るが、現在のところ自転車駐車場の目途はたっていない。

西武鉄道の駅新築に、全額狭山市負担?!

  私が問題と思っているのは、東西自由通路と新駅に50億円かかる。予算は狭山市の予算で
行う。この事業で西武鉄道の負担はなし。西武は新しい駅を造ってもらい、改札口も一つにな
り、人件費や他の経費も少なくなり、一切お金はかからず、メリットを全ていただく。
何故そうなるのか?請願駅だからです。請願駅とは、鉄道事業社が望んだのではなく、狭山市が望んだ駅だからです。西武鉄道は「入曽駅に2015年、エレベーターを設置し、バリアフリー化は終了した。駅を建替える必要はない」という見解で、「駅を新築するなら、狭山市の予算でお願いします」と。
それでは、狭山市にとって駅を新築する必要があったのでしょうか?私は、「この事業(入曽駅新築・駅の移動・橋上化、東西自由通路の設置、東口と西口の整備、道路の拡幅など)を市民や利用者が求めているのか?」と質しました。 答えは、8割方の人が賛成している、と。根拠は?聞くと、入曽周辺の自治会ごとの説明会で賛成か反対かの挙手を依頼したところ、8割程度の方は賛成したと。

「東西自由通路は市民の声?いえ、市の方針です、と

この事業はいくつも集まった事業だから、全てに賛成したわけではないのでは?と追求しましした。現に、市長や議会に対して、全てには反対しないが、「駅の移動は困る」「何故、橋上化するのか」「駅を移動しても既存の改札口は残して欲しい」「東西自由通路が必要なのか」などたくさんの意見が届いています。
私は「、最も駅を利用する通勤・通学者への説明会、意見聴取をしましたか?この人たちは、通常の自治会説明会にはほとんど参加していないでしょう」と確認。また、「既存の商店街の営業者にも駅が離れることで大きな痛手があると思うから、こういう人の意見は聴きましたか?」とも聞きましたが、「No」です。聞いていない。「東西自由通路は市民や利用者から出た要求ですか?」と聞くと、「市がつくった方針です」と部長は答弁しました。

西武鉄道一人勝ちの事業です

市のつくった方針で、市民が求めていないものをつくり、50億円をかける。通勤・通学者はこれまでよりも早い時間に家を出なければならなくなる、駅の橋上化。
駅の新築と、改札口一つで経費削減と人員整理もできる西武。設計も建設も西武のグループ会社が担当し、そのお金も西武に入り、造られた新築駅も西武のものになる。まさに西武の一人勝ちです。「これでいいのか!!」と市長に抗議して質問を終え、再度の地元説明会を早急に行うことを求めました。


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