釣り日和 18年7月
恐らく、昭和57年(1982年)の9月。私は妻と2人の幼児(2歳、1歳)と一緒に、富士見市水谷東という所に住み、2年続けての水害に遭遇▼2年目には私が床に立ち、臍の位置まで水が。一時避難した狭山の実家から富士見の自宅に戻ると、その界隈は道路が川に。幹線道路から我が家まで、富士見市が用意したボートで向かった。妻の通勤用軽自動車は屋根が浮き出ているだけ▼当時の下水道行政は今日の様ではなく、我が家も旧式のトイレで、それは悲惨な状態。私達家族は、水の出ない地域をと求めて狭山市(兄の所有する空家=新狭山=)に▼今、西日本を中心に豪雨被害。死者158人、心肺停止1人、行方不明72人(7月10日・21時朝日新聞調)、避難者1万人超という▼国をあげてこの甚大な災害に対処する時。なかんずく国土交通省が、その先頭にたって全勢力を注ぎ込み、一刻も早い復旧活動に立ち上がるべき▼ところが国交省が血道をあげているのは、カジノ法案。刑法が禁じる賭博の議論に熱中▼一方、自衛隊が消防、警察などと共に人命救助で大奮闘。自衛隊は戦争よりも国民の生命を守る仕事の方がよっぽどいい▼オスプレイ1機100億円、イージスアショア1千億円。北朝鮮を口実に、米国言いなりに戦闘機を買う安倍政権▼必要なのは災害対策用機材、避難所生活者に安心を与える物資。戦闘機ほどかからない。▼軍事費ではなく、防災のための工事費。災害大国日本に必要なのは「防衛省」ではなく、「災害対策省」▼コスタリカのように軍隊を捨てる日本に。名実ともに憲法9条ある国に!!