柳の下にドジョウ2匹?
入曽駅にエレベーターを
「入曽駅にエレベーターを!」の要求が広がり、周辺の市民団体「入曽駅にエレベーターの設置を求める会」や自治会が中心になってたくさんの要求署名が集まりました。その数17,425人分。地元の共産党もしっかり頑張りました。市民団体はその署名をもって西武鉄道に申し入れを行いました。
朝日新聞の5月24日付けを見ると、「受け取った西武鉄道管理部は『ご不便をかけている認識はある。署名は重く受け止めるが、狭山市の都市計画との一体的な整備が望ましいと考えている』と答えた」とありました。
「狭山市の都市計画と一体の整備」とは、
駅新築に狭山市3が分の2を負担するということ
「さもありなん」と思いました。「狭山市の都市計画との一体的な整備を行う」ということは何を意味するのか?これは、とりもなおさず、「狭山市駅西口整備方式で、再び甘い汁を吸いたい」という西武鉄道の告白です。
西武鉄道は狭山市が計画した狭山市駅西口整備事業に便乗し、駅の大改造を行いました。東西に二つあった改札口を一つにして、合理化に成功し、古くなった駅舎を全て新しくしました。
その結果、駅の全て、改札口、事務室、トイレ、階段、エレベーターにエスカレーター、ホームの待合室はもとより、切符販売器や時刻表、「狭山市駅西口」と書いた駅の看板にいたるまでかかった費用の3分2は狭山市が負担しました。西武の負担は3分の1だけです。
西武鉄道管理部が、「狭山市の都市計画との一体的な整備が望ましい」などと、あたかも入曽駅周辺の整備にとっていいかのような発言は、なんのことはない、入曽駅も狭山市駅と同じように、狭山市のお金を3分の2使って、この際、改札口を一つにして、古くなった駅を新しく造り替える。これが本音でしょう。
柳の下のドジョウ、2匹目はいませんヨ
柳の下に2匹目のドジョウを狙う、西武鉄道。そうは問屋がおろさない。
所沢駅、見ました?駅が新しくなってきましたね。あの工事は西武鉄道が全額支出しているです。「都市計画との一体的な工事」ではないからです。