行政は誰のために
歩道の無い、駅前の交差点。ペデストリアンデッキを必要にした交差点です。
4月7日に「議会報告会」が行われました。会場の柏原公民館のホールの窓から、ふんだんな桜の花が見え、とても清々しい日でした。会場には40人近い方々が集まってくださいました。
一通り、3月議会の模様を報告したあと、参加した方々から自由な意見や質問が出されました。
狭山市駅西口の苦情が一番
やはり、狭山市駅西口に対する苦情が、一番出ます。
駅前に信号があるけど、何故横断歩道が無いのか?
交番が新しく造られ、移転したけど、道路を挟んだ駅前広場からは、柵もあるし、歩道も無い。何かがあって、交番に助けを求めに行きたくても、行けない!
中央公民館が移転して駅前に来るけど、無料の駐車場、駐輪場がなくなる。
利用者の便利よりも、施行業者の利益を優先
私は、狭山市駅西口事業は、「市民の望み」の実現を具現化したものではないと考えています。確かに、駅前の未整備状態は放置することは出来ませんでした。ですから、私たちは駅前の整備を中心として、お金をできるだけかけない、シンプルなものを提案しました。
ところが、整備を実行する市執行部は、整備を請け負ったUR都市機構の利益を最優先させ、「できるだけ経費のかかる事業」にしたのです。
駅前のペデストリアンデッキはその最たるもので、当初の計画では駅前の道路は現在の駅前広場の一番北側を通るはずでしたが、計画変更をして、駅のすぐ前に持ってきました。そのことによって、ペデストリアンデッキの「必要性」を演出したのです。デッキ工事費用は12億1300万円です。
このようにいとも簡単に計画を代え、それも市民、利用者の立場ではなく、業者の望む方向に代える。
求められるのは「民のため」=韓国歴史ドラマより=
この事象はよく見ます。民主党のやりかたです。
八ツ場ダム造りません→造ります 後期高齢者医療制度は廃止→そんな気配ありません
労働者派遣法、抜本的に改正します→さらに改悪です
消費税増税しません→不退転の決意で増税します
韓国の歴史ドラマを観ていると、随所に「民のために」という言葉が流れます。その歴史的事実は勉強不足の私は確かめていないのですが、少なくとも「民のために」という精神が絶対に必要です。