まちのお巡りさん
狭山市駅西口の駅前にある交番が、2月22日に新しい場所に、新しい建物で生まれ変わります。新しい場所は西武の駐車場入口の隣、スカイパレスの向かい側です。これまで西友ストア前にありましたが、その交番は1988年(昭和63年)から約四半世紀、市民の道案内や治安維持、交通安全、落し物の管理などで役割を果たしてきました。
先日、イオン武蔵狭山店(旧 サティ)から七夕橋の方向に歩いていたとき、イオンの1階に隣接する駐車場の入口付近の一時停止のそばに、隠れるように立つお巡りさんを見ました。その一時停止は、坂から降りてくる地点です。隠れて立つお巡りさんの方からは優先道路になっています。
私も、この場所を通るときは意識して一時停止をして、後ろを振り向いて、こちらに向かってくる車がないか、安全を確認する場所です。出会い頭の事故が予測できるところだからです。しかし、少し考えると、「お巡りさんの立つ位置がそこでいいのでしょうか」ということです。
出会い頭の事故を防ぐのなら、坂を降りてくる自動車を良く見ることができる、真正面に立ち、向かってくる車に対して「一時停止だよ」と教えるような、例えば看板を持って指導することが大事ではないかと思うのです。一時停止を怠った車に対して、追いかけて交通違反の切符を切るのがお巡りさんの仕事なのでしょうか?事故を未然に防ぐことが大切なのでは…。
こういう場所は私が住む水富地域だけでもよくあります。西中学校の北側、つつじ野団地3街区と隣接するところの一時停止。広瀬保育園と水富児童館の西側(猪股事務所入口付近)の一時停止などです。
先日知り合いのお嬢さんの話を聞きました。彼女は一方通行を逆走して、出口でお巡りさんに違反切符をきられたそうです。知っていて逆走したのか、知らずにしたのかは確認しませんでしたが。
しかし、彼女も負けてはいませんでした。お巡りさんに「なんで、出口で立って違反者を摘発するようなことをするの?むしろ一方通行入口で、逆走しそうな車に注意をして、事故を未然に防ぐことの方が大事でしょ?」と。
「そのとおり」だと思います。
私も、近所の水富交番のお巡りさんにもお世話になります。おっちょこちょいの私は、財布をうっかり紛失し、交番に駆け込み、「届いていますよ」と言われ、届けてくださった方とお巡りさんに大感謝したり、その逆に私が届けたり、いろいろしました。
まちのお巡りさんは、私たちの日常生活には欠かせない存在です。だからこそ、市民の立場での仕事を望みます。