幼児への放射線の影響は
6月の議会の審査が一段落した時を見計らい、たった一人の孫が住む、那須塩原に出かけました。孫は女児で今、3歳と8ヶ月。この4月からは幼稚園に入り、最初から「ぐずる」こともなく、楽しく幼稚園生活を送っているようです。
平均的には、3歳では96.7cmで14.3kg。4歳では102.8cmで16.4kgとのこと。孫は3歳8ヶ月で、身長100p強、体重17s強です。
今回、半分解放された那須の御用邸なるものを散策しました。近くに滝を観ることができる場所があるということで、孫の両親とじーじ(私)、ばーば(家内)の5人で歩きました。
遊ぶときには走り回る孫も、単純に歩くときには、すぐに「だっこ」、「おんぶ」とせがみます。おんぶは、ママ。だっこはじーじと、孫なりに役割分担を決めているようで、「だっこ」を望むときには私のところにきます。
だけど、17sは結構きつい。孫の手前、私から「しんどいよ」と言う訳にはいかず、おろす口実を見つけるまでは、どんなことがあっても、「だっこ」を続けます。そのあとの腕の痛みのひどいこと。決して、孫には言いませんが。
しかし、それでも17sです。私の体重からすると、4分の1以下です。その孫が、福島第一原発から直線距離で100qのところにいるのです。大人の私にとっては大丈夫な放射線量であっても、孫には4倍の害悪がある。
私が解熱剤を4錠飲むとき、孫は1錠でいいのです。
那須には、人がいなくなった
息子夫婦と孫がいるため、私たち夫婦も年に2〜3回は必ず、那須に行くようになりました。その那須が今変わってきているのです。以前は土日祭日ともなれば、「いい加減にしろよ」と言いたくなるほど、車が動かない。「1m走るのに、何分かかるんだよ」という状態でした。
ところが今年はどうでしょう。日曜日だというのに、渋滞など、ちっともない。これでいいのだろうか。
那須には、本当にレジャー施設が多い。飲食店も、お土産屋さんも、ベーカリーも、動物園も、喫茶店も、ペンション、旅館、ホテルとありとあらゆる楽しい施設があるのです。それが今、悲鳴を上げている。
那須の人たちが、何か失敗をやらかして、観光客がそっぽを向いているのならしょうがない。違うのです。彼達はなにもしていない。ただ真面目に、仕事をしていただけです。
東電はどんなことがあっても責任をとるべき。国は東電を甘やかしてはいけない
このように、罪の無い人々が、生計を断たれていく。東電は絶対に責任を果たすべきです。東電は、この那須の難局を脱出するためにあらゆる力を発揮すべきです。あなた方には、絶対的責任がある。
このような事態が「必ず起きる」ということを不破哲三さんも、吉井英勝さんも警告してきたにも関わらず、その警告を東電も国も、無視し続けきました。国は、東電の言うことを聞くべきではない。企業としての社会的責任を追及すべきです。