日本国憲法 9条の碑 除幕式 平和への一歩を狭山からも
憲法9条の碑
11月3日文化の日、「狭山に憲法9条の碑をつくる会実行委員会」による、憲法9条の碑除幕式が執り行われました。
オープニングでは、コーラスポケットによる、スペインのテルデ市に設置された9条の碑をモチーフとした「憲法9条を世界へ」と、「青い空は」の2曲が披露されました。
憲法9条は「平和の光」
実行委員長の飯島邦夫氏は「昨年、9条の碑の建設実現に向け資金の調達を呼びかけを行ったところ、予定額を超える金額が集まり、立派な碑が完成した。運動はここで終わりではない。非戦の誓いである9条の趣旨を広く伝えていこう。日本の新たな首相が誕生したが、外交を見てもアメリカとのつながりを強固なものにしようとする姿勢がみられる。今後しっかりと注視しなければいけない。憲法9条こそ、多くの国民が求める平和という光あるものだ」と、開式の挨拶をしました。
平和への第一歩を踏み出そう
呼びかけ人の秋山淳子氏は、10年前の9条の会立ち上げ時を振り返り、祝辞を述べました。
「予想より大変早いこの除幕式の実現は、市民の強い思いの表れ。戦後80年、安保法制から10年、権力に対する人民のエネルギーを感じ、デモクラシー(民主主義)が根付いたかと感じていたが、この年に高市政権が誕生した皮肉。今日の除幕式を迎え、私たちは改めて主権者として、平和に向けての第一歩を歩みだそう。戦後を90年、100年と続けようではないか!」と語る秋山氏に、会場は大きな拍手に包まれました。
9条の碑を生かす活動を
除幕式には、昨年の発足式の際に先進例としてお話を頂いた府中市の「9条の碑を生かす会」の方も出席しました。
府中市では、合唱団が中心となった平和学習が行われ、9条の碑が建立されました。特色としては、文化的な団体が主体となっているので、平和とアートの結合がテーマとなり、ブロンズ像の設置や9条の歌を作ったことなどが紹介されました。「2022年当時は、岸田内閣で『任期中の改憲を』との発言があり、何としてでも阻止しようと、碑を建立する計画が生まれた。24年に完成し1年経ったが、今回の首相も『9条に自衛隊の明記を目指す』と発言している。それをさせないためにも、9条の碑を生かす会として活動を続けている」と語りました。
平和の思いでつながる
「私たちと憲法・狭山9条の会」事務局長の阿部研也氏は「埼玉県では4番目、全国では68番目となる。2022年に、建立の構想が話し合われ、4年目で実現できた。市へ公共施設の敷地内に設置を求めたが、叶わず、市議会議員を務めた故栗原忠治さんの敷地の一部を提供してという提案で具体化できた。市内事業者である煖エ石材店の協力で、すばらしい碑が出来た。ゴールではなく、これをさらに広げるよう運動しよう。市民377名・21団体のカンパ、カンパのお礼の大谷さんの手作りの手提げ袋、平和の思いでつながった市民の皆さんでこの碑は完成した」と、思いを語りました。
国際ジャーナリストの伊藤千尋氏より、「3年前から9条の碑が急速に増えている。碑の建設は簡単なものではないにもかかわらず出来たのは、私たちに危機感があるから。非戦の誓いを込めた碑を掲げ、平和な日本を作りあげよう」と寄せられたメッセージも読み上げられました。