狭山・社会保障を良くする会 給食センターの見学・試食会
狭山・社会保障を良くする会が、秋の学習企画として、新日本婦人の会と共催で、学校給食センターの見学・試食会を実施しました。
学校給食の無償化を求める声が高まり、県内でも多くの自治体が取り組み始めています。
食材費の高騰により給食費の値上げも検討される中、狭山市の給食がどうなっているのかを改めて学ぶ機会が欲しいと企画されたもので、乳幼児をふくめて、30名を超える参加がありました。
学校給食は「教育の一環」
見学した入間川学校給食センターでは、小学校7校、中学校3校分、約4000食の給食を作っています。
献立は3〜4ヶ月前から、9名の栄養士が分担して原案を作り、その後、栄養価や予算も考えながら、所長や栄養士が集まった「献立会議」で決定します。
食育の一環として、あえて骨付きの魚を出して骨を取る経験を取り入れたり、パスタソースや唐揚げの衣に狭山市の特産であるお茶を入れるなど、なるべく地場産のものを使用し、季節感にもこだわっていますが、「青果物は、献立作成時は安いと思っても値上がりしたりするので大変」との説明も。
行事などで給食がない学校があり、給食センターでの調理数が減って人手に余裕がある日には、手作りのハムカツや狭山茶のカップケーキなど、手間のかかる料理を取り入れるなど、様々な努力を行っていることも説明されました。
栄養士からは「給食は単なる食事ではなく、学校教育法に基づく教育の一環。栄養や食事のマナー、生産者や自然に対する感謝を学ぶ機会でもある」との説明があり、各学校で紙芝居等を通じて食育指導を行っている様子も話されました。
アレルギー食にも対応
狭山市ではアレルギー対応食にも取り組んでおり、卵や乳など5大アレルゲンの除去食・代替食を各センターの特別調理室で調理しています。
なるべく同じ見た目の給食を子ども達に提供できるよう、オムライスの日は、かぼちゃとジャガイモを使って薄焼き卵に似せたり、ピザトーストは米粉と豆腐で、焼きそばは米粉のビーフンを使用するなど工夫しているとの話に、参加者からは驚きの声が上がりました。
給食費の無償化を
参加者からは「洗浄に使う合成洗剤を重曹や石鹸に変えて欲しい」「自校方式なども検討して欲しい」などの声が出されたほか、「無償化をしてほしいが、値上げも検討されていると聞く。今後、給食費はどうなっていくのか」との質疑も。
現在、狭山市の学校給食費は小学校は月額4300円、中学校は5000円ですが、物価上昇の影響で食材費も高騰しています。今年度は国の補助金を活用して一食70円を補助していますが、これがないとサラダなどの副食がつけられない状況です。
センター所長は「国も無償化と打ち出してるので動向を見ている。センターだけでは決められないが、保護者への負担が大変とは感じているので色々な意見を聞いて進めていきたい」と話しました。