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狭山市議会政治倫理審査会 結審 全員が「違反行為はあった」
 今年3月に設置され、7回の審議を行ってきた狭山市議会政治倫理審査会は、5月23日に報告書をまとめ、議長へ提出しました。
 この政治倫理審査会では、昨年9月議会の請願の審査にあたって、千葉良秋議員の取った行動が、政治倫理規定に反しているかどうかの審査が行われました。 千葉議員は、当時、請願者に対して「賛成する」と述べ、請願の説明文書の作成時にも関与したにも関わらず、審査後に「趣旨採択に」と伝え、最終的には「反対」に回っています。
 これまでの審査の中では多くの委員から「違反があった」との指摘がなされ、第6回の審査の際に「留保」としていた1名の議員も、23日の審査会の冒頭に「反する行為があった」と自らの発言を修正したため、全委員が「違反行為があった」との判断をする結果となりました。

市民からの付託の重みを

 報告書では、
(1)請願者と千葉議員で受け止め方が違う部分もあるが、千葉議員の行為については、ほぼ請求内容どおりであることが確認された。
(2)一連の行為が「市民を欺く行為」にあたるかについては意見が分かれたが、「反対」という当初の言動と違う態度を取ったことについては、請願者への
ていねいな説明と共に、謝罪があってしかるべきである。
(3)請願者に対して、趣旨採択を提議しながら実施しなかった事について、弁明や謝罪を行っていないことは、誠実さに欠ける対応である。
(4)全ての委員が「倫理規範に反する行為があった」との意見であった。
 として、「以上の点から、千葉議員の行為は、狭山市議会議員政治倫理規程 第3条第1項第6号 その他議員としての品位及び名誉を損なう行為を行わないこと に違反(抵触)する、という結果(意見)に至った」と報告されました。
 報告書は同日付で議長に手渡されました。議長はこの報告書を受け、「必要な措置」を講じることになっています。
 審査会の副委員長を努めた日本共産党の大沢えみ子議員は「委員長と共に『公平かつ開かれた会に』との思いで審査を進めてきた。国民一人一人が持つ『主権』を託して頂いているのが議員。見方や受け止め方に違いはあれど、全委員が結果的に『違反行為があった』としたことはご本人には重く受け止めてほしい」と述べました。
 報告書は狭山市議会のHPに掲載されています。
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