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無人化中止と利用者からの要望を聞く場を!党議員団が西武鉄道へ申し入れ
 昨年の稲荷山公園駅無人化に引き続き、西武鉄道は3月25日から合計10か所の駅で「無人化」を開始。埼玉県内では3月27日の新狭山駅に続いて、4月1日からは西所沢・狭山ヶ丘・下山口・西武球場前駅の5カ所が「無人化」となりました。これらの駅では、窓口対応を専属的に担う係員を配置せず、駅員による窓口対応を廃止して、インターホンでの遠隔対応を行っています。
 市民からの不安の声を受け、日本共産党西南地区委員会と沿線の議員団が、4月16日、西武鉄道に対し、要望書を提出しました。狭山市からは、はしもと亜矢市議と猪股嘉直党狭山市委員長が参加しました。

 時間によっては係員を配置

 要望では、@駅の無人化は中止し、駅員の配置を A障害者や高齢者を含む利用者の要望を聞く場の設定を B通勤通学など特に利用者が多い時間帯には、駅員配置を C介助が必要な方の利用について、事前予約が無くても利用できるよう徹底し、その周知を、など「無人化の撤廃」を求め、利用者の声を届けて懇談しました。
 同社の担当者は、「将来的な労働人口減少を見据え、窓口対応を専属的に担う係員は配置していないが、一部時間帯を除き駅構内に係員を配置している。必要に応じて、対象駅または近隣駅の係員が対応する」と、実際には係員を配置している時間帯があることを初めて明らかにしました。
 
利用者との懇談の場を

 しかし、「必要に応じて対応する」といっても、視覚障害・聴覚障害者からは「そもそもインターフォンの場所が分からない」「インターフォン自体が使えない」との意見が寄せられています。
 担当者は「車イスでインターフォンを使用する際、『不便』『ボタンの色が見えづらい』などの意見が寄せられており、改善点があると考える。遠隔対応をご理解いただく様な周知が出来なかったのは反省点」と説明。
 はしもと議員は「障害者をはじめ、利用者との懇談の機会を設けてほしい」と求めましたが、担当者は「貴重なご意見として承り、所管の部へ要望を伝える。意見を聞くことはネットや電話など様々な形で行っているので利用していただきたい」との答弁に終始しました。
 はしもと議員は、「切符を無くした高齢者がインターフォンの声が聞き取れず、駅から出られなくなった」「人身事故の際、インターフォンに人が集まり、内容を聞くことが出来ずに困った」など、3月議会でも取り上げた利用者の声を紹介し、駅係員の再配置を求めました。
 要請団は、「西武側でも『改善の余地がある』との認識があるのであれば、利用者の声を聞く場を早急に設けて耳を傾けるべき」と述べました。
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