狭山市議会12月定例議会 入曽駅周辺の道路・雨水施設
狭山市議会12月定例会には、入曽駅の東西自由通路の指定や、入曽駅周辺の開発に伴う、道路の廃止・認定の議案が提出されました。
入曽駅西口は拡幅されず
2日に行われた本会議質疑で、日本共産党の大沢えみ子議員は、新たに整備される市道B751号線(旧市道B661号線)について、「この道路は、西口に整備されるロータリーを含んでおり、整備された際には、車の通行が増える可能性があるが、入り口となる部分について、拡幅整備されているのか」と質しました。
担当課は「市道B751号線の南側に位置する既存道のB313号線に接続する箇所の整備は完了していないが、今後拡幅整備を計画している」と答弁しました。
入曽駅周辺の内水被害軽減を
入曽駅周辺の道路認定に関連して、雨水浸透貯留槽の設置も示されました。
入曽駅周辺は、雨のたびに内水被害が起こる地域であり、党議員団は、「周辺開発を行うタイミングに合わせ、周辺地域の雨水が処理できるよう、余裕を持たせた貯留槽の設置を」と求めてきました。
大沢議員が質したところ、「入曽駅西口ロータリーに設置される雨水貯留槽については、埼玉県の条例に準じた必要対策貯留量120・4㎥に対して、131・4㎥の容量がある」と答弁。
また、入曽駅東口側については、3カ所の雨水浸透貯留槽が設置されることになっていますが、「埼玉県の条例に基づく必要対策貯留量、459・8㎥(3カ所合計)に対して578・2㎥で、西口ロータリー同様、余裕能力を有している」との答弁がありました。
党議員団は「一定の雨水が貯留できる施設が作られることは良かったが、必要量に対して1・1倍〜1・2倍という容量は、近年の想定を超えるような豪雨を考えると不安は残る。今後の雨水の状況を注視していきたい」と語りました。