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狭山市議会 総務経済委員会視察 地域住民の声で作った公共交通
狭山市議会総務経済員会は、10月30日・31日に行政視察を行いました。
 兵庫県西宮市のコミュニティ交通は、様々な賞を受賞しており、その取り組みを学ぶ目的で、日本共産党からは、はしもと亜矢議員が参加しました。

 甲子園のまち西宮

 西宮市は兵庫県にあり、神戸市と大阪市のほぼ中間に位置しています。市内には春・夏の高校野球大会が開催される甲子園球場があります。南北に長い地形で、北部は山・南部は海と自然に恵まれた立地です。また、JR東海道本線・福知山線、阪急神戸本線・阪急今津線、阪神本線と市内には鉄道駅が23駅あり、路線バスも鉄道周辺は充実しています。

 地域の声が作った交通

 しかし、山麓部には地形的に高低差が激しく、道路も狭いために路線バスが運行されていない地域があります。そこで、自治会連絡協議会が、交通に関する要望書を提出したことから取り組みは始まりました。
 地域での話し合いで、どのような交通手段が必要なのかを出し合います。市の支援は、まず専門家を派遣し、その後、試験運行・本格運行に対する金銭的な補助を行っているとのこと。
 担当職員からは「住人主導の地域交通を、行政が支える形。地域交通づくりを通して、コミュニティの形成につながっている」との説明がありました。
 話し合いの結果、この地域で選択されたのは、「定時・定路線・地域内の巡回型」でした。利用目的は主に買い物・通院で、目的地の多くは駅。高齢者の外出が便利になったとの声が多く聞かれているそうです。開始時の目標利用者数は1日70名でしたが、80名を超える実績で、その後も利用者は増加しています。 担当職員は、「地域の中でリーダー的に動く人物が事業の成功にとって重要。公共交通が充実している事を、市のいいところとして市民が挙げている。都市の魅力の一つとして、まちづくりを考えている」と語りました。
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