公共施設再編に向けた方針 奥富地区に複合施設 建設へ
狭山市では公共施設の再編について「総合管理計画」(マネジメント計画)を策定し、検討を行っています。
このうち、奥富地区の公共施設と、小学校の体育館管理棟について、過日、市議会に対して今後の方針が示されました。
奥富地区に拠点施設を整備
奥富地区については、マネジメント計画の中で、「奥富公民館は機能を複合化し、地域の拠点施設とする」「奥富地区センター分室は廃止」「学童保育室は校舎内へ移転」「子育てプレイスは複合化」等の方針が掲げられていました。
今回の方針では、これらを踏まえて、「奥富学童保育室、子育てプレイス奥富がある施設(通称・奥富ふれあい館)を除却し、空いた土地に奥富公民館、奥富地区センター、奥富学童保育室、子育てプレイス奥富の機能を複合化した地域拠点施設の整備を図る」ことが打ち出されました。
奥富公民館はこの間、老朽化による雨漏りなどが課題となっており、早急な対策が求められていました。
また、奥富地域では学童保育室の希望が高まり、待機児童が出ているため、施設を改修して定員増を図る取り組みが行われていました。
党議員団は「こうした課題を解決するため、新たな拠点施設の整備を行うことになって良かった。地域の声を聞き、皆が利用しやすい施設にしてほしい」と話しています。
体育館管理棟は現状維持
今回の方針では、小学校体育館の管理棟についても方向性が出されました。
小学校体育館の管理棟は、マネジメント計画では「廃止・除却」となっていましたが、現在も開放体育館用の用具等が保管されていることや、現状で修繕・維持費がほとんどかかっていないことから、「当面は現状を維持し、校舎・体育館の計画に合わせて除却の時期を検討する」とされました。