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サピオ関連の請願 委員会で可否同数に 9月定例会 最終日の30日に本採決
サピオ稲荷山のプール
サピオ稲荷山のプール
 9月議会に「『ふれあい健康センターPFI(RO方式)事業の基本構想案』を見直し、プール及びトレーニングルーム等の存続を求める請願」が提出されました。
 請願者は市内在住の横田利和氏と岩川則雄氏で、183名の賛同署名を添えて提出され、創造の金子広和議員、大島政教議員、菅野淳議員が紹介議員となりました。
 請願は文教厚生委員会で9月9日に審査が行われ、紹介議員を代表して金子議員が趣旨説明を行った後、参考人として出席した請願者が思いを述べました。

家族の憩いの場 リハビリも

 請願者の横田氏は「サピオは、この夏休みも家族連れがオープン前から列を作って入場を待っていた。親子で自由に遊べるプールが人気で、バタ足の練習や立ち泳ぎなど賑わっていた。おじいちゃんが孫と一緒にスライダーに乗り、可愛い歓声が聞こえるなど、家族のコミュニケーションにも役立っていると感じる。様々な水泳教室やエアロダンスなどもあり、体力向上やリハビリ、ストレス解消に役立っている。私自身も大病をしたが、プールのおかげかここまで元気に過ごせている。民間のプールは会員制。気が向いた時に自由に行けるサピオは市の宝物だと思う。次の世代にもぜひ残してほしい」と訴えました。
 委員からは「今回の市の構想案に『民意が反映されていない』と感じるのはどういったところか」等の質問が出され、横田氏は「賛同署名を募ったが、多くの方がサピオのプールなどが無くなる案を知らなかった。地元説明会やパブリックコメントでも存続を望む声が多いように感じている」と答えました。
 その後、事業方式や施設の老朽化についての質疑があったため、市の担当者からも説明を受けました。
 委員からは、施設の老朽化を把握していながら適切な改修を行ってこなかった経緯や、PFIという手法の在り方、パブリックコメントや地元説明会などの状況などについての質疑が出されました。
 質疑後の各委員からの意見で日本共産党の大沢えみ子議員は「請願者の趣旨は大いに理解できるもので、採択すべき」と述べ、創造の金子議員、無所属の丸橋ユキ議員も採択を主張しましたが、他の保守系、公明党議員からは「採択は難しい」等の意見が出されました。
 文教厚生委員会では13日に採決が行われ、可否同数の結果、三浦和也委員長の判断により「不採択すべきもの」と決しました。この請願は9月議会最終日の30日に全議員による本採択が行われます。 

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