サピオ関連議案3名の議員が反対討論
6月議会で継続審査となっていた議案第56号(ふれあい健康センターPFI事業選定委員会条例)について、9月議会の初日に採決が行われました。
日本共産党の大沢えみ子議員、無所属の丸橋ユキ議員、田中寿夫議員の3名が反対討論を行いましたが、賛成多数で可決となりました(下図参照)。
大沢議員は討論の中で「当初の予定にはなかった『基本構想(案)』が突如示され、プール、温浴施設、トレーニングルームの機能すべてを廃止するという大規模な方針転換が示された。
これまでとは全く違う方針が出されたのに、同じ手法で行うことが本当に最適と言えるのか?」と述べ、2021年に会計検査院が行ったPFI事業に関する調査で2376件もの不適切な債務不履行があったことを指摘しました。
8月に行われた委員会審査で、市側から「PFIができなければサピオは閉館する」との発言がありましたが、大沢議員は「PFIはあくまで手法であり、市の方針として決定しているのは『公の施設として機能を維持したうえで引き続き健康増進及び交流を図る施設として存続させる』という事。PFIありきで拙速にことを進めるのではなく、手法の再検討を含め、引き続き健康増進施設として市民が利用できるよう、丁寧に対応を」と主張しました。