トップページ もどる
議会報告
議員団紹介
リンク集

議会報告
サピオ稲荷山関連議案 9月定例会の初日に採決予定
6月議会で継続審査となった議案第56号「狭山市ふれあい健康センターPFI事業選定員会条例」の審議が、8月5日に行われました。
 この議案は、サピオ稲荷山の改修をPFI事業で実施するため、「特定事業の選定」と「事業者選定」を行う委員会を設置する条例として市長から提案されましたが、当初のスケジュール通りに手順が踏まれていない等の理由で、6月議会の最終日の採決で「継続審査」となったものです。
 5日の審議では、この間に行われたパブリックコメントの結果と、地元説明会の状況が報告されました。
 住民要求で2ヶ月間に延長して実施されたパブリックコメントには、87人から意見が寄せられ、かつてない関心の高さが伺えます。
 市は「同種の意見は1件としてまとめ、全体で119件の意見があった」と説明しましたが、日本共産党の大沢えみ子議員は「プールやトレーニングルームなど現在の機能を残してほしいという意見など、1件としてまとめられている中に35件もの意見がある項目がある。全体として見れば、機能の存続を求める声が多いのではないか」と指摘。市は「各種ご意見は今後の参考とさせて頂く」と述べました。

可否同数・委員長判断で「可決」

 6月議会後、パブリックコメントの公表と地元説明会は開催されましたが、施設の利用者に向けての説明は未だ実施されていません。
 市は利用者への説明は「実施方針(案)の策定・公表後に予定している」とのことですが、その時点では、「プールの廃止をやめるなどの方針変更はできない」との答弁です。
 このほか、委員の選定や日額5万円という高額な報酬設定についても質疑や意見がありましたが、市としては現在の内容を変える予定はないとのこと。
 住民や利用者の声を充分に反映しないまま強引に進めることは容認できません。
 当初の予定であった「実施方針」も未だ示されていないことから、大沢議員は「今日は採決を行わず、引き続き審査を行うことを議長に申し出てほしい」との動議を提出。創造の金子広和議員と無所属の丸橋ユキ議員が賛成、可否同数となりましたが、三浦和也委員長の判断で「否決」となりました。
 その後の採決にあたり、金子議員が「再度、継続審査とすべき」との動議を提出しましたが、これも可否同数で、委員長の判断により「否決」に。
 最終的な議案第56号の採決でも「可否同数」となりましたが、こちらは委員長が「原案通り可決すべきもの」と判断したため「可決」されました。
 この議案は9月議会の初日(8月30日)に、委員長報告と討論、採決が予定されています。ぜひ傍聴にお出かけください。 
インデックス ページのトップ