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日本共産党が西武鉄道に要請 池袋線6駅の無人化は撤回を
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 日本共産党の埼玉西南地区委員会と同地区の議員団は、4月24日、西武鉄道が4月から池袋線の6駅を無人化した問題で、同社の小川周一郎社長に対し、質問・要望書を提出しました。

西武池袋線の6駅が無人化に

 提出には神田三春日本共産党西南地区委員長、いのまた嘉直衆院埼玉9区予定候補、安道佳子入間市議、金子敏江飯能市議、伊藤岳参議院議員の秘書が参加しました。
 同社は4月1日から、武蔵藤沢・稲荷山公園・仏子・元加治・東飯能・高麗の6駅で、駅員による窓口対応を廃止し、緊急時はインターホンで遠隔対応を行なっています。
狭山市議会には3月1日付で報告がありましたが、あまりに急な告知に、対象駅の利用者をはじめ、市民からとまどいと不安の声が寄せられ、沿線の党議員団が早期の懇談を西武鉄道に求めていました。

 労働力不足への対応と答弁

 質問・要望書では、@事故など不測の事態への対応、A障害者や高齢者、外国人旅行者などへの対応、B安全対策、衛生管理、C無人化決定の経緯について地域、利用者への周知などについて質問し、「無人化の撤回」を要望しました。
 同社の担当者は、無人化の理由について、「労働力不足が見込まれるため、少ない人数で運営できる体制をつくることが必要」と答弁しましたが、利用者の安全確保は鉄道事業者の最も重要な責務です。
 狭山市にある稲荷山公園駅は、ホームが一部カーブしたつくりになっているため車両とホームの隙間が広く、「落とし物をしやすい」「乗降の際に不安がある」との声も寄せられています。

すぐに言わないように口止めか?

 いのまた氏は「無人化する方針について、関係する狭山市、入間市、飯能市にはいつ連絡したのか?」と質問しましたが、担当職員は「答えられない」と答弁。
 いのまた氏は「入間市長は昨年の5・6月頃に聞いていると話している。御社は『3月まで言わないように』と首長に口止めしたということか」と指摘。 利用者などから撤回や再考の声が上がるのを懸念しての対応と思われますが、あまりにも性急であり、利用者を軽視しています。
 
無人化の基準も不明

 対象となった駅には1日の乗降客数が2万人を超える駅もあり、今回、どのような基準でこの6駅が無人化となったのかも不明です。
 いのまた氏が「武蔵藤沢駅の1日の乗降客は2万1千人を超えている。どういう基準で無人化駅を選択したのか」と尋ねましたが、「内容について答えることはできない」とのこと。今後、その他の駅でも無人化が実施される可能性があります。
 要請団は、「駅の無人化は、大きな事故に繋がりかねない。再考を求める」と述べて要請を終えました。

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