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新型コロナウイルス感染症 狭山市でも過去最大の感染に
新型コロナウイルス感染症の拡大が続いています。狭山市でも連日、2桁の感染が報告されており、日によっては3桁になる日も生まれています。
 2月16日に開催された狭山市新型コロナウイルス感染症対策本部会議では、市内の感染状況についての報告があり、2月14日時点で、市内の自宅療養者数は1637人となっているとのことでした。
 狭山市は、県内でもいち早く自宅療養者向けの支援を行っていますが、2月14日時点で、パルスオキシメーターの貸し出しは825個、配食サービスの提供を417世帯(979人分)に行っているとの事です。

30代以上が増加傾向に

 自宅療養者の年代別割合としては、1月末時点では20代が最も多く、25%となっていましたが、2月14日時点では19・9%に減少。一方で、30代〜50代の割合が増加しています。
 子どもの感染も続いており、増加傾向ではありませんが、毎週13%前後で推移しています。
 
病床使用率は増加

 埼玉県の病床使用率は1月11日時点で17・2%だったものが、2月14日時点では59%となっており、重症病床の使用率も同日比で0・5%から25・1%へと増加しています。
 また、軽症者等を受け入れる民間の宿泊施設については、県全体では1月23日をピークに減少傾向にあり、2月に入ってからはほぼ横ばいとなっているとのこと。
 この状況について、狭山保健所では、「家族全員が陽性となり、隔離する必要がなくなった家庭もあり、ホテル療養については希望通り入ることができている」としています。
 一方で、高齢者施設内での感染拡大により、70〜90代の高齢者が重症化するケースが増えているほか、「医療機関も対応に追われており、発生届けが2〜3日分まとめて送られてくるような状況で、保健所のファーストタッチも2日遅れになっている」とのこと。
 保健所では重症化リスクの高い患者には翌日中までに連絡するよう努め、業務の軽減として、2月14日から解除日の電話連絡を中止。症状が続いている方や、ハイリスク者については状況を確認しながら、引き続き電話にて解除連絡を行う予定とのことですが、感染者の増加に業務が追い付いていない状況が浮かび上がっています。
 
 ワクチン接種 前倒しで

 狭山市での3回目のワクチン接種率は2月14日時点で8・4%(1万996人)となっています。市は3月1日から市民全体を対象として追加接種期間を6ヶ月に短縮。追加接種券を前倒しで発送しています。
 これに合わせ、集団接種会場として、3月12日〜27日までの土日、本田技研狭山工場(新狭山)にて、モデルナ社製のワクチンを一日800回の規模で行う予定です。

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