高齢者・子ども・妊婦さんへインフルエンザ予防接種に補助
これからの時期に流行するインフルエンザ。今年は、新型コロナウイルス感染症にも注意が必要な中、早期の対応が求められています。
埼玉県では、9月24日の県議会で、高齢者等のインフルエンザ予防接種費用を補助する補正予算を可決しました。
65歳以上の高齢者と、60歳〜64歳の方で基礎疾患をお持ちの方は、市内指定医療機関または県内の接種協力医でインフルエンザの予防接種を受けた場合、今年10月1日〜12月31日までの接種であれば無料となります(1月以降は自己負担1500円が発生するので要注意)。
市ではこれまでも高齢者等へ早期のインフルエンザワクチンの接種を呼び掛けていますが、例年の接種率は約40%となっています。市の担当者は「今回、無料接種とすることで、接種率を80%まで引き上げていきたい」としています。
市単独で子ども・妊婦にも
狭山市ではこれに合わせ、国の臨時交付金を活用して、生後6ヶ月〜中学3年生までの子どもと、希望する妊婦さんについて、インフルエンザの予防接種を受けた場合に、2000円の補助を行う事業を実施することになりました。
9月29日に行われた狭山市議会の最終日に追加議案として提出され、全会一致で可決されました。
この事業については、いったん医療機関の窓口で予防接種の料金を支払い、その領収書を添付して申請すると、指定の口座に2000円が振り込まれるという仕組みです。
これからの時期、新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行に備え、重症化を防ぐと共に、早期の予防に取り組むことで、医療機関の負担軽減を図ることが大きな目的です。
インフルエンザ予防接種は接種を受けた後、効果が出るまでに約2週間ほどかかり、予防接種の効果は約5か月間とされています。市は「例年の流行シーズンが12月から3月であるため、遅くても12月上旬には接種を」と呼びかけています。
ワクチンの状況や感染予防の関係がありますので、接種の際は、各医療機関へお問い合わせの上、ご利用ください。