新型コロナウイルスへの対応 小・中学校、公共施設も一斉休館
新型コロナウイルス感染症への対策として、安倍首相が打ち出した「全校一斉休校の要請」。あまりにも急な方針に、全国の教育委員会、学校現場が対応に追われました。
狭山市でも、急遽、市内の全幼稚園、小・中学校を、3月2日(月)から休園、休校とする措置を発表しました。
休校期間は3月2日(月)〜3月26日(木)までで、27日(金)から4月7日(火)は春休みとなります。
この間には卒園式や卒業式も予定されていますが、狭山市では幼稚園の卒園式は「時間を短縮し、卒園児、保護者、教職員の参加により実施」、小・中学校の卒業式は「時間を短縮し、卒業生、教職員の参加により実施」と発表しています。
教育委員会・各小・中学校では、さやまっ子緊急メール等でお知らせを行うなどしていますが、保護者からは「急なことで仕事の調整がつかない」など、戸惑いの声も上がっています。
保護者がいない1・2年生 当面学校での預かりも
狭山市は、休園、休校期間中の過ごし方として「家庭で過ごすこと」としながらも、「原則小学校1・2年生で保護者がどうしても仕事を休むことができず、自宅で一人で過ごすことができない児童については、当面の間は在籍する小学校で預る(8時30分から15時まで)」としています。ただし、「保護者の送迎」「お弁当持参」となります。
学童保育室については、2月28日の時点では「通常の時間帯での保育」を予定しているとのことでした。
各公共施設も15日まで一斉休館
狭山市では休校の措置と共に、不特定多数の市民の利用が想定される公共施設について、原則3月15日まで休館とすることも発表されました(上図参照)。
市役所、地区センター(サービスコーナー)、環境センター、保育所、急患センター、保健センター等は通常業務となっていますが、多くの市民に影響が出ています。
市内の飲食店や中小業者などでも注文や宴会のキャンセルなどが相次いでいます。
狭山市の担当課は「事業者向けの相談窓口や資金援助などの情報を積極的に周知していきたい」と話しました。