3月定例議会 開会 過去最高482億円の新年度予算
狭山市議会3月定例会が2月21日から開会しました。
市長提出議案は、新年度予算などをはじめとする28件です。
2020年度の狭山市一般会計予算は、消費税の増税による増収分や、旧東中学校、旧入間中学校の解体工事などの大きな事業が予算化されたため、過去最高額となる482億円が計上されました。
補正予算では台風19号により被害を受けた上奥富堰の改修工事費などが計上されたほか、小中学校のトイレ改修工事(洋式化)の補助金が前倒しで交付されました。
市民の要求実る条例改正
条例改正では、成年後見制度を利用している方の権利擁護の観点から、これまで利用できなかった印鑑登録の制度について、意思確認が出来れば利用を可能にする改正が行われます。
また、市営住宅の申し込みについて、これまで市民に限っていたものを「市内企業への通勤者」に対象を拡大。連帯保証人についても2名が必要とされていましたが、これを1名とする改正が行われます。
市営住宅の連帯保証人については、高齢で身寄りがない方など、保証人が見つからずに入居できないケースがあることから、日本共産党議員団が条件緩和を求めてきました。党議員団は「連帯」でない保証人でも認めることを求めていますが、条件緩和として、まずは大きな一歩です。
保育所の定員を改正
一部の公立保育所では、保育基準の見直し等により、条例に定められた人数と、実際に保育できる人数に差が出ている現状があります。
保育所の待機児童が課題となる中、受け入れ可能な人数を正確に把握するため、各保育所の実際のスペースに合わせ、定員を増減するための条例改正が提案されました。
狭山台南、柏原、笹井保育所では定数減に、山王保育所では定数増となる見込みです。