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茶の花号予算は増やせる、増やすべき!!猪股議員、一般質問で指摘 |
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日本共産党の猪股嘉直議員は9月議会の一般質問で、「茶の花号の予算は増やせるし、増やすべきだ」と主張しました。
昨年の3月に発足し、今年の7月で都合8回の会議を開催してきた「狭山市公共交通会議」では狭山市コミュニティバス(市内循環バス「茶の花号」)の運行の見直し(12月実施予定)を主なテーマとして議論されてきました。
猪股議員は、茶の花号の見直しが、前回の見直し(2011年4月)と同じく、運行にかかる予算も、バスの台数も増やさないため、「便利なルートができても、新たな不便なところをつくるだけ」と指摘しました。
国は狭山市に経費の8割支出
猪股議員が「自治体のコミュニティバス運営に対して、国から交付されるものはないのか」と質すと、市は「バスの運行のために、国も特別な財政需要として、経費の8割程度を特別交付税として支出している」と答弁しました。
市の負担、多くて800万
狭山市の公共交通会議の検討の前提条件では「運行補償料の額を4千万円程度を上限とする」という申し合わせの上に議論をしていましたが、実際に市の負担額は、年間540万円から800万円ぐらいでした。
公共交通整備は重要な施策
猪股議員は「公共交通は単に外出、買い物ばかりではなく、知人・友人との交流等でも必要で、そのことが引きこもりにならず、介護予防にもなり、市への新たな負担を防ぐ役割も果たす、大事な施策」と指摘。
狭山市の運行補償料の額を2倍の8000万円にする(それでも市の負担額は1600万円)
だけでも、充実した公共交通になると主張しました。
狭山市役所に行くバス消える
今回の見直しでは、柏原コース等が「西武バスとの重複があるため」となくなりました。水富コースでも稲荷山公園駅や、狭山市役所への接続等が廃止されます。市のバスも民間バスも、一つも市役所に行くバスが無くなります。猪股議員は「入間市では8つの運行ルートのうち、3つのルートで市役所に行く。狭山市はこれでいいのか」と批判しました。
入間市乗入れも、買い物も不便
入間市武蔵藤沢に延長する入曽ルートは西武池袋線との連絡、スーパーマーケットでの買い物というメリットはあります。
一方、水富コースでは入間市野田モールまで延長しますが、入間市のコミュニティバス・「てぃろーど」との連絡も間隔があきすぎ、買い物でも2〜3時間待たないと帰れません。
大きな理由は一日の運行数が3本とが少ないのです。入間市では野田モール着が一日に7本あります。
交付税有効活用で大胆に見直せ
狭山市が国からの「特別交付税」を有効に活用すれば、多くの難問を解決できるでしょう。 猪股議員は、公共交通会議の議長である副市長に、運行補償料の増額(国から8割は交付)を大胆にすすめ、ルート見直しを再度、強く要請しました。
運行補償料に対する特別交付税措置額は(単位 千円)
2013年度の運行補償料40,655千円に対して特別交付税が国から32,650千円交付されるため市の負担は8,005せんです。
同様に、14年度は運行補償料41,145千円に対して国から33,265千円交付され、市の負担はは7,880せんです。
15年度は39,272千円の運行補償料に国から34,414千円。市の負担は4,858千円。
16年度は38,548千円の運行補償料に国から33,130千円。市の負担は5,418千円。
17年度は38,928千円の運行補償料に国から33,305千円。市の負担は5,623千円です。
★運行補償料とは狭山市が茶の花号を西武バスに 支払った委託料金。そのうち、国が約8割を狭山 市に交付するので、市の負担は約2割分。
(公共交通に関する一般質問は、後日続編を掲載します)
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