多様な障害を理解し、助け合える社会へ「あいサポート」運動はじまる
あいサポート調印式
7月3日、市民交流センターで「あいサポート運動」の締結式が開催されました。当日は、野川鳥取県副知事による講演の後、小谷野市長と協定書の締結が交わされました。
ちょっとした手助けで
「あいサポート運動」とは、2009年に鳥取県ではじまった取り組みです。
視覚、聴覚、肢体不自由、精神、発達、内部障害、依存症など、様々な障害の特性を学ぶことで、必要な配慮を理解し、日常生活の中でのちょっとした手助けや配慮ができる人(サポーター)を増やすことにより、障害のある方が暮らしやすい地域社会をつくることが目的です。
埼玉県内では富士見市・三芳町(1市1町)と、秩父市・横瀬町・皆野町、長瀞町・小鹿野町(1市4町)が実施しており、市単独での実施は、県内初の取り組みとなります。
党議員団が議会で要望
手話で質問を行う大沢議員
「あいサポート運動」については、日本共産党の大沢えみ子議員が2016年6月議会の一般質問で取り上げ、早期の実施を要望してきました。
同年4月から障害者差別解消法が施行され、地方自治体に「合理的配慮」の提供が義務付けられたこともあり、障害への理解の促進は自治体の責務としても重要な位置づけとなっています。
今後は、社会福祉協議会を中心に、サポーター養成研修を行い、様々な障害への理解を深める取り組みを進めていく予定とのことです。
大沢議員は「多くの方にサポーターになっていただけるよう、今後の取り組みに期待したい」と述べています。