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「しんぶん赤旗」にJCJ賞
米核削減に反対/「『沖縄に核容認』の異常」を暴露
 日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」は、日本ジャーナリスト会議(JCJ)が、優れたジャーナリズム活動を表彰する今年度の第61回「JCJ賞」に選ばれました。
 受賞したのは「しんぶん赤旗」政治部、外信部の「米の核削減、日本が反対 核弾頭の最新鋭化も促す」「『沖縄に核』日本容認 09年、米の貯蔵庫建設提案に」と一連の報道です。両記事は今年の3月4日付と5日付の1面トップでの報道。
 オバマ前米政権が新たな「核体制見直し」策定に向けて米議会に設置した諮問機関が行った意見聴取での在米日本大使館関係者の発言記録を入手。当時の駐米公使(秋葉剛男・現外務次官)が核巡行ミサイル・トマホークの退役に関して代替兵器の配備を要請したり、核弾頭の最新鋭化を促していた事実を報じました。また、沖縄への核兵器貯蔵庫建設の打診に対して「そうした提案は説得力がある」と肯定発言をしていたことを暴露しました。
 JCJは受賞の理由として「独自に収取した米側の文書ををもとに、オバマ政権が標榜していた『核のない世界』の強大な妨害勢力の一つが、唯一の戦争被爆国で非核三原則をもつ日本政府であった事実を告発している」と評価。「この報道は沖縄地元2紙、共同、時事などで相次ぎ、国会では共産党だけではなく他の野党も追及して大きな反響を呼んだ」としています。
 「赤旗」の受賞は2014年の日曜版編集部「『ブラック企業』を社会問題化させた一連の追求キャンペーン」以来です。
 他のJCJ賞受賞作は、梅田正巳氏『日本ジャーナリズムの歴史』全4巻、朝日新聞「財務省による公文書の改ざんをめぐる一連のスクープ」、沖縄タイムス「沖縄へのデマ・ヘイトに対峙する報道」、日本テレビ放送網「NNNドキュメント18 南京事件U 歴史修正を検証せよ」でした。

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