狭山市議会・猪股議員の一般質問
納税者に寄り添った収税業務を!
オスプレイの横田基地配備NO!
市県民税、国保税、固定資産税等の納付書と案内のチラシ
日本共産党の猪股嘉直議員は狭山市6月議会で、「収税業務」と「オスプレイ横田基地配備」の問題を取りあげました。
収税業務については、生活困窮からやむを得ず税金の滞納をしている方からの相談に基づき、収税課の業務のありようについて質しました。
この事例は、扶養家族等が多く、滞納に陥っている方が、市からの督促に対しての対応が滞ってしまった事にも問題がありますが、市が納税者の自宅に「差押え予告書」を送った同日に、勤務先に対して「給与支給額等についての照会」という文書を
送っていたのです。幸い、そのことで本人が勤務先から、職場にいられなくなるような対応は受けていませんでしたが、場合によってはあり得ます。
催告書の送付時期に規定はナシ
猪股議員は、「『差し押さえ予告書』と『給与支給額等の照会』文書は同日に送付するような規定なのか」と質しました。 部長の答弁は、「催告書の送付時期には定めが無い」と答弁しました。
猪股議員は「納税者はいろいろな理由のもとで滞納されている。悪質な滞納者はごく一部であり、滞納者の状況をよくつかみ、納税者に寄り添った収税業務を」と求めました。
口座引落し、不都合時は事前連絡で対処すると
猪股議員は「口座引落しになっている方で、急な冠婚葬祭の時など、引落しの時期をずらして欲しいという要求がある。対応できるか」という質問に対して、担当部長は「事前に連絡してくだされば、納付期限内ならば対応は可能。期限を超える場合には相談してほしい」と答弁しました。猪股議員は「それならば、『口座引落しが便利ですよ』と書いた納付書の送付時のチラシにその旨を書いてください」と要求しました。
オスプレイ事故は機体に原因
オーストラリア沖で墜落したオスプレイ。着陸時にダウンウオッシュを発生させている。<日本平和新聞より>
オスプレイの横田基地配備の問題を取りあげた猪股議員は、同機がつくられた1991年からこれまでに14回の重大事故で合計40人のパイロットの方などが命を落としたと指摘。「人的ミス(ヒューマンエラー)と言われているが、違う。オスプレイが持っている構造上の問題だ。米海兵隊の機関紙『マリンコータイムズ』が、オスプレイは着陸時に機体から吹き降ろした風=ダウンウオッシュ=を発生させると指摘している。事故を起こす原因は、人的ミスではなく、乱れた気流で機体がバランスを失う。機体が墜落の原因をつくっている」と主張しました。
横田のオスプレイ
狭山市に緊急着陸あり得る
猪股議員は、沖縄県普天間基地のオスプレイが鹿児島県の奄美空港に2回続けて緊急着陸していると指摘。「横田のオスプレイが緊急着陸で入間基地に飛来することは充分可能性がある。もし、入間基地にたどり着く前に力尽きれば狭山市内に墜落する可能性もある。市民の暮らしと安全を守るべき市長として、強く国と米軍に横田基地配備は許さないと言うべき」と主張しました。