2007年10月15日発行 第103号


中学校の早期完全給食実施の陳情を採択

―9月市議会

 座間市議会第3回(9月)定例会は8月31日から始まり9月27日で閉会しました。

 議案は、「H18年度水道会計決算の認定」など18件、請願・陳情9件が審議されました。

 特に、「座間市立中学校の早期完全給食実施についての陳情」はH18年11月21日東原在住のAさんから議会に提出されていましたが、これまで継続審議となっていました。この間、教育福祉常任委見会では、先進市を視察するなど審議を深めてきました。

 座間市は、中学校給食に対する市民要望が高いにもかかわらず、神奈川県下の実施率が低いこと、財政難などを理由に実施には今でも否定的です。この当局の姿勢を受けて、政和会、市政ク、公明、自民明政の与党会派は中学校給食の実施に消極的でした。

 しかし、市民の声に押され、与党の中から公明・自民明政が共産党などともに賛成に変わりました。しかし、本会議での議員の数はネットが反対にまわったゝめ12対13で賛成少数でしたが、議長が数をまちがえて「賛成多数」と宣告し、採択となったものです。

 それにしても中学校給食の実現に反対した「神奈川ネットウーク運動」の責任は極めて重いと言わざるをえません。

 「中学校給食の実現」は、党市議団の選挙公約でもあり、この陳情採択を最大限いかし具体的実現に向けて引き続き取り組んでいく決意です。


――9月議会で新たに決まった党議員の役職です。――

中沢邦雄議員(団長)
○市民経済常任委員、○議会運営委員、○農業委員、○都市計画審議会委員

菊川ユリ子議員
○総務常任委員、○議会だより編集委員、○高座清掃施設組合議会議員

柏木育子議員
○教育福祉常任委員、○基地対策特別委員会副委員長、○国保運営協議会委員、○相模原二ッ塚線促進協議会委員


党議員団提出の「核兵器廃絶『非核日本宣言』」

「介護保険の国庫負担増額」「障害者自立支援法の

抜本的見直し」を求める意見書を−全会一致で採択−

 座間市議会は、最終日の27日、本会議で党議員団提出の「核兵器廃絶『非核日本宣言』」「介護保険の国庫負担増額「「障害者自立支援法の抜本的見直し」を求める意見事案を全会一致で採決可決しました。また、「テロ対策特別措置法の廃止」を求める意見書を同時に提出しましたが、共産、市政ク、市民連合、無所属の11人の賛成、政和会、公明、自民明政の14人の反対多数で否決されました。

核兵器廃絶『非核日本宣言』意見書の要旨

 2000年5月、核保有5カ国政府は「自国の核兵器の完全廃絶を「明確な約束」として受け入れ、世界は核兵器廃絶の希望を持って新たな世紀を迎えた。しかし、それ以後7年を経た今も「約束」実行の道筋はついていない。今なお、世界には膨大な核兵器が維持、配備され、核使用を示唆する発言さえ繰り返されている。世界の流れは、「人類は核兵器とけっして共存できない」というのが大勢である。同時に圧倒的多数の政府は、その実現を求めている。そして「再び被爆者をつくるな」「地球上から核兵器をなくせ」という被爆者の叫びが、いま世界の声となって広がっている。被爆62周年にあたり広島、長崎の両市長が世界へ発した「平和宣言」では、日本政府の責任を強調している。そして、日本政府はヒロシマ・ナガサキを体験した国として、被爆の惨禍を直視し、被爆者の叫びに耳を傾け、世界に向かって核兵器廃絶のイニシアチブを発揮する特別の義務がある。

 よって、被爆国日本政府が「核兵器廃絶の提唱・促進」と「核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず」という非核三原則の厳守を国会や国連総会などで改めて「非核日本宣言」として行い、各国政府に核兵器廃絶への共同の努力を求める行動をとるべきことを強く求めるものである。以上。

 この意見書は、内閣総理大臣、外務大臣、総務大臣あてに送付されました。


ひまわりの花で地域振興策

―みどりとさくらの街づくり―

 さがみ野やすらぎ街づくり委員会(関吉実治委員長)は「赤いひまわり」を市道第14号線や市道第13号線いわゆる、さくら並木沿いに植え育てています。今は赤いひまわりの跡地に「冬にひまわりを咲かせよう」と取り組んでいます。

 この、“みどりとさくらの街”さがみ野商店会(岸稔会長)が、8月20日山梨県北杜市明野町のひまわり見学会の研修を行いましたので、地元議員の一人として私、中沢が参加させていただきました。

 北杜市明野町は、太陽の日照時間が日本一長いことで有名な所ですが、茅ヶ岳の南西斜面・裾野に抱かれ、正面に南アルプス、北に八ヶ岳、南に富士山が眺められる風光明媚な所です。そこに、ひまわり畑が3会場あり、全体で35万本ひまわりが植えつけられ、咲き誇っていました。山梨県立フラワーセンターに隣接していることもありますが、観光客が県内外から訪れ、平日にもかかわらず大変にぎわっていました。会場では、ファーストフード店など飲食店、野菜や地元の特産品、ひまわりソフトなどひまわりグッズの販売が会場で行われていました。

 そして、3会場ともトイレが設置され、大型バスや普通乗用車の駐車場が整備されていました。


座間のひまわり55万本

―観光活性化の一助に―

 ひまわりは座間の市の花です。農業関係者やJAさがみ座間が「座間市ひまわり推進協議会」をつくり、ひまわり畑を広げてきました。今では3会場55万本のひまわりを咲かせ、「かながわ花の名所100選」にも選ばれ、多くの方が見学に訪れるようになりました。

 ひまわり広場は3会場、栗原地区は9万本、座間地区・座架依橋南31万本、四ツ谷地区が15万本で、時期をずらして咲かせ、それぞれの所でひまわり祭を開催し、会場でひまわりの切り花直売、野菜、特産品「本格焼酎ひまわり」、飲み物、竹細工の販売などを行ってきています。

 しかし、関係者は北杜市明野町のようにひまわりをまちおこしの起爆剤として、観光の目玉に活用できないかと模索しています。そのためには、トイレや駐車場の整備がかかせません。特にメーン会場とも言える座間地区のひまわり広場は、水と緑と風広場や水辺広場のある「相模川河川公園」と一体なものとして整備するのも一案です。

 9月議会の一般質問で「ひまわり」の花を生かした地域振興策について提言したところです。(N)


「戦争司令部も、爆音も、原子力空母もごめんだ!」

12.2座間大集会

1.日時 12月2日(日)13:00より
2.場所 県立座間谷戸山公園(東口広場)
3.内容 アトラクション、集会、デモ

 座間市議会では第3回定例会初日の8月31日に「キャンプ座間の恒久化解消策を早期に求める意見書」を、そして、最終日の9月27日には、「キャンプ座間への米・日新司令部移転の既成事実化に抗議する決議」を可決しています。

 改めて周辺市民が呼びかけ、「戦争司令部も、爆音も原子力空母もごめんだ!」の声と運動を結集し、12月2日、座間で大集会が開催されます。今から日程を空けみんなで参加しましょう。


11月臨時議会(06年度決算審議)

と  き 会 議 の 内 容
11月1日(木) 議会招集・議会運営委員会
8日(木) 本会議:提案説明、総括質疑
9日(金) 本会議:総括質疑
13日(火) 総務・教育福祉常任委負会
14日(水) 市民経済・建設水道常任委員会
16日(金) 総務・教育福祉常任委員会
19日(月) 市民経済・建設水道常任委員会
22日(木) 12月定例議会招集と議会運営委員会

★市議会の審議を市民の皆さんに公開しています。
「議会の傍聴」においでください。

お気軽にお出かけください。
・・・・よろず相談・・・・
日 時 11月16日(金)
10時〜12時
場 所 市役所6階
日本共産党控え室