2006年11月22日発行 第93号


業績を讃え、野島勇氏の死を悼む

 町議5期、市議2期を勤めた、元市議会議員の野島勇氏が11月8日84歳の生涯を閉じました。
 心からのご冥福を祈ります。
 野島さんは、地域の日本共産党や座間市の発展に力を尽くしました。
 そして、共産党座間市議団の初代団長として党市議団の礎を築いた人です。
 通算7期28年の長い議員生活を通して、町から市に激動する座間の市政史上に多くの足跡を残した一人です。
 昭和時代の後期、高度成長を遂げながら、大きなヒズミを抱えた日本。首都圏の座間市も日産自動車の進出、人口急増による町から市への発展期に、野島さんは、六法全書を片手に“行政は法律や条例を基本に住民に奉仕するもの”をモットーに市職員に使命感を求め続けてきました。
 基地問題は市行政の中心課題と位置づけ、キャンプ座間の礼砲による騒音問題、基地からの雨水排水対策、電波障害、そして何よりも基地の南東側の一部を返還させ市立富士山公園を造ることに大きな貢献をしました。
 市営水道の水源である地下水を守ることに執念を燃やし、日産座間工場の地下水くみ上げを規制する地下水保全条例制定を一貫して追及しました。
 緑を守る運動では、谷戸山の緑を残すために、東京建物(株)座間ハイツ建設時に保存運動に力を入れ、現在、ハイツの遺跡公園として、その一部が残っています。市庁舎をはじめ、公共の施設を建設し、谷戸山をさらに開発しようとした動きに対し、市長選に立候補し、「谷戸山の緑を守れ」と訴えました。選挙には負けましたが、緑を残し、現在の県立谷戸山公園が出来たのです。
 また、住区制街づくりを推進し、市内5ヵ所の出張所の設置や、市役所への無料循環バスの実現に力を尽くしました。
 “ゆりかごから墓場まで”の福祉を口癖に小児医療と高齢者医療の無料化を推進しました。そして霊柩車や祭壇などの葬祭具を行政の責任で持つことを提言し、実現させました。
 公立保育園の建設、学童ホームの実現に力を入れ、さらに障害者のために、サンホープ・もくせい園の前身である「ひまわり学級」の創設にも取り組みました。
 学校教育では、昭和40年代から50年代にかけ、人口急増で毎年1校ずつ開校する分身校をプレハブ校舎ではなく本校舎で開校できるようにするため、横浜市が進めてきた公社方式を座間市に導入するよう進め実現しました。
 座間市がまだ都市下水道が不十分だったころ鉄砲水を防ぐため遊水池方式を提案し、その実現に取り組んできました。
 また地域にあっては住民のよき相談相手として住民の暮らしと権利を守るために昼夜分かたぬ活動を行い、住民から慕われてきました。
 30歳で市議になった私にとって、野島さんは人生の大先輩であるだけでなく、議員として多くのことを学ばせていただいた大師匠でもありました。
 党市議団としても野島さんの遺志をついで、市民の皆さんの期待にこたえるよう頑張る決意です。

心からの哀悼の意を捧げます。

2006年11月 中澤邦雄




子どもたちの未来を奪う暴挙許せません!!

教育基本法改悪に反対!


 いじめによる子どもたちの自殺が相次いでおきているさなか、野党4党が「教育基本法改悪法案を早計に採決をするのではなく、もっと審議をすべきである」と求めていたにもかかわらず、自民・公明の与党は審議に応じず、11月15日衆議院教育基本法特別委員会で、野党4党欠席のまま、強行採決をしました。
 教育の憲法といえる大事な教育基本法案を、タウンミーティングでは政府が教育委員会関係者に「やらせ質問」で、あたかも自分の意見であるかのように「時代に対応すべく、教育の基本となる教育基本法は見直すべきだ」などと発言をさせていました。
 いじめ自殺問題や高校の必修科目の履修漏れなど問題は山積しているのに、「審議は尽くした、手続きに遺漏は無い」として、16日の衆議院本会議でも野党4党が欠席のまま強行採決を行ないました。
 国民にとって重要な法案を自民・公明だけで採択したことは民主主義の根幹を無視したものであり、このような暴挙は許せません。
 法案は参議院に送られ、17日から審議が始まりました。

―――教育基本法が改悪されたらどうなるか―――

 現行、教育基本法は、教育の目的は「人格の完成にこそある」としています。ところが政府はこれを改悪し、「教育に競争を導入し」、子どもたちを出来る子・出来ない子に振り分け、出来る子に力を注ぎ「非才・無才にはせめて実直な精神だけを養っておけばよい」(三浦朱門・元教育課程審議会会長)ということです。
 教育基本法を改定することによって「海外で戦争を」し、「弱肉強食の経済社会づくり」という二つの国策に黙って従う人間づくりを目指しているのです。
 日本共産党は野党4党とともにこの企てに立ち向かい、教育基本法の改悪に反対する多くの人々とともに、憲法違反の法案の今国会成立阻止に向けて運動を進めます。
 座間市議団も、がんばります。




12月定例議会日程・・・・どなたでも傍聴できます。

とき 会議の内容
11月24日(金) 議会運営委員会 ・議会召集・議案配布・議会の進め方を決める。(菊川)    その後議案についての勉強会
12月1日(金) 本会議(開会)・総括質疑
(提案された議案について総括的に質問をする。)
4日(月) 総括質疑 (同上) 
8日(金) 一般質問 (議員誰もが市政に対して質問できる)
11日(月) 一般質問 (同上)
12日(火) 一般質問 (同上)
14日(木) 総務常任委員会    (中澤議員)
教育福祉常任委員会 (菊川議員)
15日(金) 市民経済常任委員会 
建設水道常任委員会 (柏木議員)
18日(月) 基地対策特別委員会 (柏木議員)   団会議
19日(火) (委員会予備日)
20日(水) 議会運営委員会(菊川議員)       団会議
22日(金) 閉会    (提案議案に対して会派の代表が賛成・反対の意思を表明して討論をする。その後採択をする)




よろず相談
日 時 12月14日(木)午前10時〜12時

場 所 座間市役所 6階
       日本共産党議員控室

お気軽おいでください




入札制度の改善で約50億円節減

中澤議員の小論文
「座間市の入札制度について」を

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(日本共産党の理論政治誌)
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