有機フッ素化合物の問題などをめぐり国政・県政で交渉

　11月10日、日本共産党神奈川県委員会による国政交渉に参加しました。防衛省には有機フッ素化合物汚染と米軍基地の関係調査、重要土地利用規制法施行にあたり地元自治体の意見を踏まえること、オスプレイ飛行の日米合意に違反している実態把握などを求めました。

　文部科学省には教員定数増員、学費値下げ、文化予算の増額など求めました。質疑を通して約７兆円あれば、約４３０万人分の奨学金返済を免除にできることがわかりました。

　厚生労働省には国民健康保険を社会保障として国の責任で抜本改善すること、要介護１・２の介護保険外しやケアプラン有料化の撤回、またテレワークガイドラインの周知徹底、最低賃金を下回る労働環境の改善、大企業によるリストラ防止など求めました。

　国土交通省には開かずの踏切対策、羽田空港の新飛行ルートの騒音対策や、コロナ禍で飛行需要が減少しているので不要な新飛行ルートの撤回、住民説明会の開催などを求めました。

　また、11月15日、県内民主団体らによる県政交渉に参加しました。有機フッ素化合物汚染の問題で、県の基地対策課や大気水質課に対し、横須賀基地では粒状活性炭フィルターを設置して汚染の数値が下がったことから、応急的にキャンプ座間などにも設置するよう求めました。県民の切実な願いに対応しようとしつつも、米軍に厳しくものを言えない姿勢を感じました。

市政報告会を会場とオンラインで結び開催

　10月29日午後２時から４時、サニープレイス座間の会議室で市政報告会を行いました。日本共産党市議団では定例会後に報告会を行っています。ZOOMという機能を使ってオンラインでの参加も可能としました。今回は海外や近隣市から参加する方もいてうれしい驚きでした。

　党市議団の報告は約45分で、報告後は多岐にわたる要望や意見交換となりました。たとえば、県道の交差点で横断歩道の白線が消えかかっていること、コミュニティバスについては南栗原地域での乗り残しが多いこと、有機フッ素化合物の汚染源特定に向けた調査を急いでほしいことなどです。今後も地域のみなさんと平和で住みよい社会を求めてがんばります。【守谷浩一　記】

座間市立市民文化会館の「適正ではない使用」に関する調査特別委員会

　第三回定例会で設置が決まった、市民文化会館の不適正利用に関しての調査特別委員会について報告します。日本共産党座間市議団からは星野久美子が委員として出席しています。
　これは、遠藤前座間市長が正規の手続きをせず、使用料も払わず、ハーモニーホールの小ホール楽屋を利用していたことが市民の通報により明らかになり、座間市スポーツ文化振興財団の関与も疑われることから、調査特別委員会が立ち上がったものです。
　11月16日に佐藤市長、安藤教育部長を参考人として招致しての第二回調査特別委員会が開催されました。佐藤市長には事実経過や顛末書について等、17項目の委員長質疑が行われました。その後の各委員からの質疑と合わせ、不適正な利用は一度だけではないこと、座間市スポーツ文化振興財団の関係者によって便宜がはかられていたことなどが明らかになりました。
　私は、新聞報道などに遠藤前市長が「（高座清掃施設組合の）関係者に頼まれて市の職員と話をした」とある、この「関係者」とは誰なのか、と質疑しましたが、佐藤市長からは「承知していない」との答弁でした。しかし、他の委員から「関係者とは内野海老名市長である」との発言がされました。何故他市の市長が座間市の行政に関して「前市長」を通して関与してくるのか、明らかにしなければならない問題が他にあるとの思いを持たされました。
　安藤教育部長へは14項目の委員長質疑と各委員からの質疑がされましたが、教育委員会におけるこの件に関する問題意識の低さが浮き彫りとなりました。
　第三回調査特別委員会は木島教育長、前市長に呼ばれた2名の市幹部職員、3名の財団職員を参考人として招致し、12月16日午前9時より開催されます。市民の財産である公共施設が不適切に利用されている実態を調査する委員会です。多くの市民のみなさんの傍聴をお願いします。【星野久美子　記】

2022年座間市議会第4回定例会日程

11月24日から12月23日まで議会が行われます。ぜひ傍聴にいらしてください。
各委員会も傍聴できます。一部を除き、9時開会です。

　会議の場所は変更になる可能性があります。直接傍聴をされる場合は、マスク着用、手指消毒等感染拡大防止にご協力をお願いいたします。