2022年8月23日発行 第268号


2022年座間市議会第3回定例会日程

 下記の日程で定例会が開催されます。議会は午前9時に始まります。
 傍聴を希望される方は、当日ご自宅での検温・マスク着用の上、市役所6階の議会事務局へお越しいただきご確認ください。多くのみなさんの傍聴をお願いいたします。

 6月から猛暑続きの今年の夏も、少し峠を越した気配の今日この頃ですが、熱中症にも新型コロナウイルス感染症にもまだまだ注意が必要です。健康上で心配なことがある方は、かかりつけの医療機関、もしくは『座間市24時間健康電話相談フリーダイヤル0120(867)860』をご利用ください。

【星野久美子 記】




核兵器の威嚇を許さず核廃絶へ〜原水爆禁止世界大会に参加

ロシアによるウクライナ侵略は右手で左手を破壊するようなもの
 8月4日〜6日、原水爆禁止世界大会が広島で開催され、私は参加してきました。
 初日は開会総会と国際会議でした。核兵器の威嚇を許さず、核兵器禁止条約を重要視した発言でした。フィンランド湾南岸公共評議会でかつ元々ロシアの平和活動家だったオレグさんの発言では、「ロシアとウクライナの戦争は右手で左手を破壊しようとしているようなバカげたこと。核兵器も原発も無い平和で公正な世界、人権問題や気候変動問題などに取り組んでいる団体の活動家とも団結し、この地球を守るため手を取り合って行動しましょう」とのことでした。

会場参加者の素朴な感想でふさいでいた感覚を取り戻した自分
 2日目は朝から広島市立基町高校を見学しました。この学校は2007年から被爆者の証言をもとに絵を描く取り組みをしています。青年劇場ではこの実話を題材にした「あの夏の絵」という演劇を各地で公演しています。座間市でも12月20日に予定されています。
 2日目は10時から国際会議の続きがありました。韓国やオーストラリア、日本各地での反核平和運動の報告がありました。最後に質疑応答や決意を話す場で、愛知から来た小学生が「岸田首相は核兵器禁止条約に参加せず逆にアメリカに媚びをうっている、それがわかってしまったので、今後は友達や同級生に今回学んだ事柄を伝えていこうと思いました」と発言しました。この素朴な感想と決意を聞いて、私は普段の大変な議員活動でいつの間にか鈍感になってふさいでいた感覚を取り戻した思いになり、自然と涙がでました。

ベルギーの「爆弾ではなく自転車」という平和運動
 午後からはテーマ別に分かれて、私は、「非核、平和、外国軍事基地のないアジア・太平洋と運動の役割」というタイトルの集会に参加しました。ベルギーの平和活動家のルドさんから、ベルギーでは今年の10月2日に「爆弾ではなく自転車」のデモをするとのことでした。「自転車は気候危機や環境に配慮した象徴」との説明になるほどと思いました。一方で、軍事ではなく外交で平和構築をすすめるというASEANの話題がありませんでした。そこで私は「ベルギーではASEANの評価はどうなのか」と質問しました。それに対して「正直なところヨーロッパではASEANの外交の事はあまり把握できていない、今後検討していく」という回答でした。さらに私は、@座間市では市長が原水爆禁止協議会の会長になり活動していて今年65周年であること、Aキャンプ座間も相模総合補給廠も戦争司令部がおかれて機能強化、B自衛隊が盾にされる日米共同軍事計画が今年1月に策定、C有機フッ素化合物が暫定基準値を超過して検出され市内の水源の1つが使えなくなった問題などを語りました。終了後に多くの参加者から反応が寄せられました。
 3日目は、早朝から市内を回ると慰霊碑に折り鶴が掛けられていました。この日の午後に座間で市政報告会があるので平和式典には参加せず帰りました。原爆が投下された8時15分の時は広島駅のデッキにいましたが、市内にサイレンの音が鳴り響いていて、黙とうを捧げました。今回参加して、世界は核兵器廃絶の道に着実に進んでいると実感、充実した3日間でした。【守谷浩一 記】



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