2020年7月22日発行 第244号


市民の暮らしを守るために〜米軍基地内感染症状況の公表を

イラスト 党市議団は本年4月24日に座間市に対し、「米軍関係者からの新型コロナウイルス感染拡大を防止するための申し入れ」を行っています。内容は以下。

(1)米軍基地内と基地外に居住する米軍人の新型コロナウイルス感染状況や治療体制などの情報を公開するよう国に求めること。
(2)感染した軍人・軍属その家族が市民と接触することのないよう、外出禁止や厳格な隔離が行われるよう、米国政府と米軍へ申し入れるなど所要の措置を国に求めること。
(3)米兵等の入国、検疫などについて通常の米国人と同様に扱うよう、米国政府と米軍へ申し入れるなど所要の措置を国に求めること。
(4)市民の生命、安全を守るために、米軍関係者や米軍施設に日本法令が適用できるよう、日米地位協定の抜本改定を行うよう、国に要請すること。

 そしてその後、沖縄では米軍基地内感染者が100人を超えると報道されました。キャンプ座間については、感染者6人のうち5人が日本人従業員であることは公表されましたが、どこに隔離されたかなど詳細は不明のままです。現在米国からの入国は原則禁止されていますが、日米地位協定で米軍は出入り自由なため、日本当局は入国拒否も隔離措置をとる権限もありません。この状態が続けば市民の安全なくらしを守ることはできません。

 党市議団は引き続き、基地内の感染者数の公表や関係者のPCR検査の実施、感染者発生の基地従事者・入国者の外出自粛レベルの引き上げを求めていきます。そして、不平等な「日米地位協定」の見直しを強く求めていきます。【星野久美子 記】




市議生活48年を振り返って B
基地問題で先頭に立つ

写真米軍司令部移転の問題を最初に議会で
 2003年11月、米国のブッシュ大統領が表明した世界規模での米軍基地の再編は、戦闘部隊の戦闘力を高め、世界でより迅速に展開していくと同時に司令部機構も再編し、その機能を強化し、機動性を高めることが狙いでした。当時の日本の小泉政権は沖縄などの基地負担の解消につながるとして米軍再編を容認することにしました。しかし、米軍は司令部機能の強化と機動性の向上のため、ワシントンフォートルイスにある陸軍第一軍団司令部をキャンプ座間に移転するとしていました。2004年3月議会での一般質問で、私が最初にこの問題を取り上げ、米軍再編は基地の負担軽減ではなく、キャンプ座間の基地強化・恒久化であり、絶対に容認できないとし、市長に対して反対の立場を取るよう強く求めました。同時に、党市議団が発議した「反対」の決議・意見書は2005年までに6本採択されています。

市民ぐるみの反対運動、その後も議会で
 当時の星野勝司市長は、市、議会、自治会連絡協議会で構成する「キャンプ座間米陸軍第一軍団司令部移転に伴う基地の強化に反対する座間市連絡協議会」(会長:星野前市長)を2004年11月16日に結成し、18日に開催したハーモニーホールでの反対集会には、1530人の市民が参加しました。この集会では、私が議会を代表し決意表明を行いました。そして、最終報告が2006年3月末にも出されるという重要な段階に向けて、協議会が3月11日、「キャンプ座間の強化・恒久化に反対する市民大集会」を県立谷戸山公園で開催したところ1900人の市民が集まり、市長を先頭にキャンプ座間までデモ行進を行いました。またこの時、主催者を代表して私がデモ行進の説明と注意を行いました。
 党市議団はこの48年間、ほとんどの議会あるごとにキャンプ座間や厚木基地の騒音問題など基地問題を取り上げ、基地の拡充強化に反対し、基地の整理・縮小・返還・解消を求めてきました。【中澤邦雄 記】




新型コロナ対策のシールアンケート

 6月25日(木)、7月3日(金)、9日(木)、16日(木)とこの間何回か、希望する新型コロナ対策をアンケートしました。夜8時から1時間くらい、相武台前駅や小田急相模原駅で、当てはまる所にシールを貼ってもらい対話しました。

*PCR検査を無症状でも受けられるように
 何と言っても「PCR検査をふやして」に毎回多くのシールが貼られます。本年5月18日から座間市内でもPCR検査を受けられる(医師が必要と判断したら場所を伝えられる)ことを伝えると、知らなかったと驚かれます。もっとPCR検査を受けられることを伝えるとともに、無症状の人でも検査を受けたい人がいたら受けられるようにすべき、と感じました。

*少人数学級、中学校給食、学生支援は切実な課題
 また、学校が分散登校から通常時になったことで、「教員ふやして少人数学級」も多く選ばれました。さらに現状ではご飯しか温かくないので、「温かく美味しい中学校給食」や、本当に切実とのことで「学生支援」もシールが貼られました。教育面にもっと予算をかけるべきと考えます。

*水道料金の引き下げ、消費税減税ほか
 また、新型コロナの影響で経済的に大変になっていることから、「水道料金引き下げ」や「消費税減税」も選ばれ、ほかに「子育てしやすい座間」「ジェンダー平等の座間」「爆音解消」にもシールが貼られました。
 今後、座間市に8〜9億円くる予定の地方創生臨時交付金の活用も含めて、コロナ対策の拡充を求めたいと思います。【守谷浩一 記】




2020年座間市議会第3回定例会日程

 8月6日から28日まで議会が行われます。基地政策特別委員会以外はいずれも9時開会です。傍聴の際はマスクの着用をお願いします。
 新型コロナウイルス感染症拡大防止の為、会議の場所が変更になる場合があります。

日時 内容 開催場所
7月30日(木) 議会運営委員会・議会招集 委員会室1
8月 6日(木) 本会議(開会・提案説明) 議場
7日(金) 本会議(総括質疑) 議場
予算決算常任委員会(本会議終了後) 全員協議会室

11日(火)
14日(金)

予算決算常任委員会 企画総務分科会
企画総務常任委員会
委員会室1

12日(水)
17日(月)

予算決算常任委員会 民生教育分科会
民生教育常任委員会
委員会室2

13日(木)
18日(火)

予算決算常任委員会 都市環境分科会
都市環境常任委員会
委員会室1
20日(木) 予算決算常任委員会 全員協議会室
基地政策特別委員会(13時より) 委員会室1
24日(月) 一般質問 議場
25日(火) 一般質問 議場
26日(水) 議会運営委員会 委員会室1
28日(金) 本会議(討論、採決、閉会) 議場

※本会議は座間市のホームページから観ることも可能です。
座間市→市議会→インターネット中継→ライブ中継を見る(過去の議会のものは『録画中継』を選ぶと視聴できます)




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中澤 邦雄 046-253-8383
守谷 浩一 046-254-5106
星野久美子 046-205-3600




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