2017年8月23日発行 第210号 |
いのちとくらしを守ることは政治の最優先事項 |
夏休みを利用し、埼玉から移住し宮城県気仙沼市に住む友人のコネクションを使い、まだ行ったことが無かった石巻への被災地視察の旅をしてきました。 ◎石巻市、元大川小学校 震災時校長不在の中、避難が遅れて 児童74人・教員10人が津波の犠牲になった元大川小学校を訪ねました。当時裏手の山に登り助かった児童もいますが、心の傷は深いでしょう。教育委員会の在り方や学校の在り方が今も問われています。敷地内には犠牲者の鎮魂のため様々な像や碑が建てられており、人々の悲しみを感じます。 ◎6年半の時が流れて女川の駅前は再開発されていました。石巻駅前も特に開発の遅れがあるようには見えません。しかし一歩奥に入っていくと、津波に流された住宅の基礎がいまだにそのまま残っているところ、基礎は取り除かれたが、更地のまま雑草が伸び放題になっている所、護岸工事が止まっているような河川。ここまで復興の歩みが遅いことは誰も想像し得なかったことでしょう。 今年は全国規模で起きている多くの災害。そこには苦しんでいる人々がいます。2020東京オリンピックや原発再稼働、5兆円を超える防衛費よりも、人々のいのちとくらしを守ることが政治においての最優先事項であると私は考えます。そして、そのような政治を行うべく力を尽くしていきます。【星野久美子 記】 |
次期学習指導要領改訂といじめと不登校問題について |
第2回定例市議会の一般質問で、教育行政について質しましたのでその要旨を報告します。 次期学習指導要領改訂について 文部科学省は小中学校の教育内容の基準を示す学習指導要領と幼稚園の教育要領を9年ぶりに全面的に改定しました。2030年頃までの学校教育の基準を定めるもので小学校は20年度から、中学校は21年度から順次実施される。改定の内容は、子どもが自ら問いを立て、多面的・多角的に考え問題を解決する力を育てる、小学校は高学年で英語を教科と位置づけ成績評価の対象とする。プログラミング教育を必修にするなどもあります。 いじめと不登校 座間市の状況について 2015年度、全国の小中学校が認知したいじめが前年度比3万6468件増え、22万4540件で、これは1985年度の調査開始以来最多となったこと、また増加は2年連続で、20万件を超えたのは初めてである。 |
長崎での原水爆禁止世界大会に参加 |
8/6(日)〜9(水)、被爆地の長崎に行きました。初日は到着後、被爆者の田中安次郎さんのお話を伺いました。3歳で被爆して生き延びた田中さんは、原爆パネルを使って様々な被爆の実相を説明した後「たった一つの命、どう生きるか考えてほしい」というお話で、大変衝撃を受けました。 ◇核兵器廃絶を求める世界の流れ 8/7(月)は午前中に、初めて浦上天主堂にいき、被災した鐘を見たのち、爆心地公園と平和公園(画像)、原爆資料館と原爆死没者追悼平和祈念館をまわりました。午後からは原水爆禁止世界大会の開会総会に参加。北朝鮮が核開発をしているからこそ核兵器禁止条約を広げるべきこと、ベネズエラでは憲法で核兵器禁止をうたっていることや、オーストリアでは米ソ冷戦時代に核被害の危機に直面したことから核兵器廃絶を国際社会でリードしていくという思いなどがわかりました。 ◇非核平和の自治体づくり 8/8(火)は「非核平和の自治体づくり」の分科会に参加。「非核神戸方式」など各自治体での活動を交流したのち、被爆者集団訴訟を支援してきた弁護士を講師に、核兵器禁止条約について学習。核兵器の開発・実験・保有から使用と威嚇まで全面禁止した条約で、122カ国の圧倒的多数の賛成でできたことと、条約に「公共の良心」とあるのは被爆者の「報復でなく被爆被害を二度とさせないで」という思いから広がってきた核兵器廃絶の世界の流れとわかりました。 ◇原水爆禁止世界大会で自然と涙8/9(水)は閉会総会に参加し、原爆投下の11:02に黙祷。そのあと被爆者の松谷英子さんの話に、学生時代に被爆者集団訴訟を支援するなかでの様々な被爆証言を思い起こし、涙が自然と流れてきました。今後、さらに核兵器廃絶の運動をがんばりたいと思いました。(守谷浩一 記) |
2017年座間市議会第3回定例会日程 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
8月31日から9月29日まで議会が行われます。各委員会も傍聴できます。
※本会議は座間市のホームページから観ることも可能です。 |
|