2011年8月24日発行 第143号


全県地方議員が焦眉の政策課題を語り合う


 8月22日、23日で日本共産党の全県地方議員研修会に中沢・柏木・守谷の市議団全員で参加しました。目的は、県内の地方議員・候補者らと一緒に党市議団が焦眉の政策課題と県内の情勢について知見を深め、交流することです。

福祉・防災のまちづくりをどうすすめるか

 初日の研修会では、国会議員団事務局から「福祉・防災のまちづくりをどうすすめるか」という話がありました。5月10日の参議院経済産業委員会において柳田邦男氏が「想定外」について、災害対策が不足することに免罪符を与える点があり、また、それ以上の被害に対する準備まで放棄するという二重の問題点があると発言していることの紹介がありました。また、被災地でつかえる「災害救助法」の支援制度がありますが、地方自治体が判断して国に働きかければ支援対象を拡大できることなどがうたわれていることが紹介されました。自分たち自身が想定=既存の制度にとらわれることなく、必要としている支援の実現をめざすべき、という提起で結ばれました。

分科会にわかれて政策課題を深める

 その後は、守谷議員が「防災のまちづくり」の、中沢議員が「国保・介護」の、柏木議員が「子育て支援と教育」の分科会にわかれて話し合いました。
 防災問題では、地域防災計画をまちづくり開発とかね合わせて考える必要性」「消防力の強化・広域化」「災害弱者の要援護者対策」などについて話し合われました。
 教育問題では、教育委員を市長が提案してくるが、提案された教育委員の人となりを知る努力をしなければいけないという話があり、その他の市長提案の人事についてももっと調べる必要があるという話でした。
 また、教科書採択について、日本の将来を背負う子どもたちのことを考え、市民運動としてももっともっとこの問題を日常的に取り組んでいく必要性が語られました。教育の専門家は教員で、もっと教員とも話し合う必要もあります。
 中学校給食について、デリバリー方式(弁当)が主流となってきていますが、学校給食は貧困対策などに縮小する問題ではなく、食を通した教育であり、誰もが発達を保障される根本です。実現への道を作り上げる努力と、多くの人たちの力を合わせないと実現しないという話がありました。

日本共産党の活動と議会活動を考える

 翌日は、前日の分科会報告のあとに、日本共産党の神奈川県委員会の県委員長の話でしたが、不破哲三さんの次の話が紹介され、国民の中での運動を発展させることが強調されました。

日本の国民は政権交代を経験しましたが、引き続き「アメリカの傘」「財界依存」という二つのしがらみのもとにある事実を、毎日、無数の事実を持って目撃しています。政治が自民党政治の土俵に居座ったままでは日本の未来はないという現実は、今後ますます明らかになってくるでしょう。時間はかかっても、今日の閉塞状況の打開を求める国民の探求と、二つのしがらみから解放された日本の新しい進路を追求する私たち(日本共産党)の努力が、大きく合流する時代が必ず来る、これが、時代の証言者としてこれまでの歩みを振り返ってきた私の確信です。 (不破哲三さんの話)




放射線量測定、防災無線のこと、ざっくばらんに〜市政報告会


写真 7月23日、市役所の隣のふれあい会館会議室にて、党市議団主催の市政報告会を行いました。資料には、座間市民新聞221号(市議団発行の議会報告)、141号をつかい、6月議会の内容を詳しく報告しました。司会を柏木議員が行い、提案された防災無線の電話応答サービスなどを守谷議員が説明、さらに中沢議員が太陽光発電パネル設置助成の制度を説明。そして、各議員から一般質問の内容を報告しました。報告の後は、自由に意見交流。保育システムや放射線量測定など多くの発言がありました。議員団主催の市政報告会は定例議会終了後、毎回、開催していきます。




核兵器のない平和で公正な世界を

原水爆禁止世界大会2011…27カ国が参加


[長崎の原水爆禁止世界大会にて]
 8月7日に長崎市で開会した原水爆禁止世界大会会場は約7800人が参加し、人、人、人であふれていました。大会では長崎市の田上市長の挨拶やベネズエラなどの政府代表など多くの代表が発言。海外代表は、メキシコ・エジプト・ベネズエラの政府代表など27カ国から87名が参加。日本共産党の志位委員長も「核兵器廃絶をめざす運動と、原発ゼロを目指す運動は、核による被害者を出さないということで大きく連帯することが大事」と連帯の挨拶をしました。
 翌8日は佐世保基地をめぐる動く分科会やフォーラム、18の分科会が開かれ真剣に議論が交わされました。「基地撤去のたたかいに連帯し、日米同盟の危険を告発する」というテーマである第6分科会に参加し「8月6日、アメリカが広島に原爆を投下したその日にキャンプ座間では日米親善盆踊り大会を開き花火を打ち上げた。未だに原爆症などで苦しんでいる人がいるのに、と怒りを覚えると同時に自衛隊ぐるみの戦争司令部はいらないの運動を進めていきたい」と発言がありました。
 最終日、閉会総会では被爆者から「原爆が落ちた時、気がついたら体が半分に折れまがり、顔もやけどしていた。母親に抱かれて避難した」との報告に涙を流しました。また、本人もあの大震災の日津波にあい、衣装など流された経験を持つクミコさんが原爆症で亡くなった少女に6万羽の折鶴を届けたと報告、INORI「祈り」を熱唱。広島、長崎、福島を繰り返さないとの思いをひとつにしました。青森、岩手、宮城、福島、茨城の被災地5県からの参加者が登壇、舞台いっぱいに横断幕やのぼり幟を掲げ「脱原発、核兵器もない世界を」と訴えました。さらに、核兵器全面禁止のアピール国際署名運動を広げ、秋の国連総会に多数の署名を届け「原発からの撤退を求める運動」と連帯しようという、長崎からの呼びかけを採択、閉会しました。
 この大会には私柏木と守谷議員が参加しました。(柏木いく子 記)




座間市議会第3回定例会の予定


8月26日から9月29日まで議会が行われます。ぜひ傍聴にいらしてください。

日(曜日) 会 議 の 内 容
8月26日(金) 議会運営委員会 ※議案が配られます。
9月 2日(金) 本会議(開会、議案提案説明、総括質疑)
  8日(木) 本会議(一般質問) 
9日(金) 同上 ※一般質問とは市政全般に関する質問
 12日(金) 同上 
 14日(水) 企画総務常任委員会・保健福祉常任委員会
 15日(木) 教育市民常任委員会・都市環境常任委員会
 16日(金) 基地対策特別委員会
 22日(木) 議会運営委員会
 26日(月) 議会運営委員会
 27日(火) 議会運営委員会
 29日(木) 本会議(討論、採決、閉会)




インターネットで市議会の様子や市議会だよりをご覧ください


2009年9月議会からネットで市議会(本会議)の様子をみられます。
http://113.42.218.61/ZamaAssembly/

本会議の会議録もあります。
http://www.kensakusystem.jp/zama/sapphire.html

定例会後に発行される市議会だよりです。
http://www.city.zama.kanagawa.jp/www/contents/1304923731608/index.html




なんでも相談
日時 9月21日(水)
午前10時〜12時
場所 座間市役所6階
日本共産党控え室
担当 守谷浩一議員
お気軽にお出かけください。