日本共産党
日本共産党加須市議会議員
小坂とくぞう
HOME
プロフィール
議会だより
活動レポート
コーヒータイム
お知らせ
リンク
議会だより
<< 戻る

国保の広域化 加入者の負担軽減を

(「浮野の里」で2日)
(「浮野の里」で2日)

 全世帯の4割・市民の約3割が加入する国民健康保険(以下は国保)。来年4月から、埼玉県内63市町村の国保が一つに統合されて、埼玉県が国保の保険者となります。

 問題は、国保の広域化によって、国保税が大幅に引き上げられる――懸念がつよまっています。私が、6日の本会議で加入者の負担軽減をつよく求めました。




画像

 市民のいのちと健康を守る国民健康保険。全世帯の4割・市民の3割が加入し、地域から国民皆保険を支え、加須市で医療保険の中核を担っています。

 いま国保の保険者は加須市です。
ところが、来年4月から、埼玉県内63市町村の国保を一つに統合し、埼玉県が保険者となり、国保財政を担当して国保運営について中心的な役割を担います。

 広域化に移行後も、加須市は国保の共同保険者です。
その業務は、医療費を支払うため県が指示した、「納付金」をまかなう国保税を、国保加入者に対して賦課・徴収し、資格管理および保険事業などを行います。

 問題は、国保の広域化によって、国保税が大幅に引き上げられる――その懸念が強まっていることです。

 県は、医療費を支払うため、市町村に「納付金」義務づけます。市町村は、納付金に相当する額を国保税として加入者に課税します。

 また県は、市町村に対し、納付金をまかなえる額を、「標準国保税」を算出し、市町村に示す仕組みをつくっています。

 国保が広域化されても、国保加入者の負担を軽減し、国保税を引き上げないこと――国保加入者の暮らしを守るため、私が市長と議論を展開しました。

◆加須市の国保税(1人当たり・2016年度)
  ・調定額 8万3,963円
  ・収納額 7万7,673円

○埼玉県が実施した、国保の広域化によるシミュレーション結果

 ◇9月実施の「第3回シミュレーション」の結果
  ・加須市が県に支払う納付金――33億6,491万円
    1人当たり国保税――10万7,763円

 ◇11月実施の「秋の試算」(仮算定)の結果
  ・加須市が県に支払う納付金――31億8,281万円
    1人当たり国保税――10万1,875円

平均所得108万円 国保税6世帯のうち1世帯が払えない

 いま、国保の加入者は、全世帯の4割・1万8千世帯、加入者は約3万1千人で全市民の約3割が加入し、住民のいのちと健康を守っている制度です。
画像

 しかも、低所得者や高齢者が多く加入し、1世帯の平均所得は僅か108万円に過ぎません。

1か月換算の所得は僅かに9万円…加入者はおおむね2人家族なので、1人当たりの1か月の所得は僅かに4万5千円。つまり、国保加入者は総じて、生活保護基準以下です。

 一方、国保税は1世帯平均、14万5,401円(2016年度)で、所得の約2か月分に相当します。これでは、国保税を払いたくても払いきれません。ですから、6世帯のうち、1世帯が払えないでいます。

 県の「秋の試算」は、加須市の納付金に相当する、1人当たり国保税を10万1,875円と試算。
一方、加須市の国保税の収納額は1人当たり7万7,673円です。差し引きすれば、納付金を国保税で支払うならば、国保加入者1人当たり2万4,202円の増税となり、総額では7億5千万円の大増税となります。加入者にとって、これは大問題です。

いまの国保税と繰入金で広域化に対応できる

 加須市の2016年度国保会計決算は、国保税25・3億円と一般会計繰入れ8・5億円…合計33・8億円を確保して医療費を支払い、加入者の負担を軽減しています。
画像

 そこで私は、こうした内容を指摘し、県が11月に実施した「秋の試算」による納付金31・8億円は、加須市の2016年度決算の内容で対応できると強調。

 しかも、一般会計の繰入れを約2億円減額して対応できる、と解明し、「県が示す納付金は、現行の国保税と、不足分は一般会計繰入金で対応するよう強く求め」ました。

 大橋良一市長は、「前からこの話は、加須市にとって重大な課題であるという認識に立っております。だからといって、全額今までと全く同じでいけるか。そういうことについては慎重に考えていく必要があるだろう」と答弁。「現時点では、それがどの程度ということについては、未だ、いま作業中というところでございます」と答えました。
2017/12/09

<< 戻る

埼玉県加須市東栄2-11-14 電話(FAX兼用)0480-65-3706
Copyright(c)2003,TOKUZO KOSAKA
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。