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設計労務単価 労働者に支給を

(ツツジ・旧河野邸で4月27日)
(ツツジ・旧河野邸で4月27日)

 市議会は一昨日(10日)、本会議をひらいて臨時市議会をひらきました。会期は1日間。
 そこで、昭和中学校の校舎大規模改造工事の請負契約締結について、審議しました。工事の総事業費は14億1,219万円(設計工事監理委託費を含む)。

 私が質疑を行い、受注者に対し、予定価格に積算されている設計労務単価を現場の技能労働者に対し、適正に支払うよう、市の取り組みを求めました。





 設計労務単価は、公共工事の品質確保と技能労働者を確保するため、今年3月から引き上げられ、2013年から、5年連続して引き上げられています。2012年度比、全国平均39.3%(全職種平均)伸びています。
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 問題は、公共事業に従事する技能労働者に設計労務単価が適正に支払われていないことです。そこで、市内の建設労働者が公共工事の現場を訪ね、そこで働く技能労働者から聞き取り調査を実施しています。

 今年2月14日、騎西総合支所改修工事の現場を調査しています。現場で働く、ダクト工、左官、内装、塗装、電工――5つ職種で9人の労働者から聞き取り調査しています。

 その結果は、設計労務単価に対し、大半が50%〜60%台の賃金水準です。
  
  ◇経験18年の塗装工―設計労務単価は24,900円(1日)です。 
    → しかし、賃金は13,000円で、わずか52%の水準です。

  ◇経験45年の左官工―設計労務単価は25,000円です。
    → しかし賃金は15,000円で、60%の水準です。

 聞き取り調査した9人の技能労働者の賃金は、1人平均1万4,667円でした。一方、該当する設計労務単価の賃金は、平均1人当たり2万3,389円です。
つまり、騎西支所改修工事の労働者は、設計労務単価に対し、平均62%の賃金水準で働いている、ということです。
 
昨年2月、北川辺総合支所改修工事・南篠崎体育館改修工事の現場を聞き取り調査。

  ◇現場の平均賃金      1万4,500円に対し、

  ◇相当する設計労務単価の平均は2万5千円です

    設計労務単価に対し、実際の賃金は平均58%の水準でした。
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 作年と今年の現場聞き取り調査の結果をみると、「ほとんど変わりはない」という状況です。

 市は、公共工事の現場労働者に適正な賃金が支払われるよう、以下の対策を行っていると説明しています。

‘札参加者に注意を喚起する
 入札指名通知に、受注者は公共工事設計労務単価を、下請業者を含めた労働者、職人の賃金として適正に確保できるよう努めることを明記

入札執行時に執行官が入札参加者に、適正な労務賃金の支払い、社会保険加入等を依頼。

受注者に、建設業フォローアップ相談ダイヤルのポスターを渡し、掲示を依頼。

 しかし、労働者の調査の結果、市の対策では、殆ど効果が出ていません。

 そこで私は、「公共工事の原資は全て市民の税金です。従って、その工事は最低限のルールを遵守して施行することが求められます。

加須市が発注する公共工事の現場で働く技能労働者の賃金が、設計労務単価の6割余りしか支払われない―これは発注者として責任が問われる、と言わざるを得ません」と指摘。
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 大橋良一市長は、この件について「度々ご質疑を頂いている。受注者がそこで働く方々に対応していく契約の内容になっている。発注者の市としてどこまで関与できるか」と答弁。

公共工事の設計労務単価を現場労働者に適正に支払うことについて、「継続して(指導を)やっていくことが必要であろう。これからも受注者に丁寧に(適正な支払いを)求めていく」と答えました。
2017/05/12

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