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ひとり暮らし高齢者 悉皆調査を

(玉敷公園で27日)
(玉敷公園で27日)

 高齢者の貧困と社会的孤立が深刻です。昨年9月末、NHKスペシャル「老人漂流社会〜《老後破産》の現実」が放映され、反響を広げました。ひとり暮らしの高齢者は全国で600万人。そのうち、年収が生活保護水準を下回る人はおよそ半数です。

 問題は、生活保護を受けないで暮らしている高齢者が、病気したり、介護が必要になると、途端に生活が破たんします。これが「老後破産」です。

 加須市ではどうでしょうか。高齢者の尊厳を守るため、私が市議会で取り組んでいます。

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高齢者世帯13% 8世帯のうち1世帯に 

 加須市のひとり暮らし高齢者は2,506世帯です。3年弱で約23%増加し、市の推計値を超えて増加しています。

 また、高齢者だけの世帯が3,148世帯あり、高齢者世帯が全世帯の13%を占めています。これは8世帯のうち1世帯にのぼります。

社会的に孤立 経済的不安抱える

 そのなかで、ひとり暮らし高齢者の社会的孤立が深刻です。
政府の高齢社会白書(2015年版)によると、ひとり暮らし高齢者は、「孤独死を身近に感じる」ひとが44・5%にのぼります。暮らし向きでは、「家計にゆとりがなく多少心配」(21・7%)、「家計が苦しく非常に心配」(6・6%)―全体で約30%を占めています。

 これは、市の調査(2015年3月)と符合しています。
市内の高齢者は、「収入が少なく経済的に不安」と答えている人が32%にのぼります。つまり、高齢者3人のうち1人は、「経済的に不安」を抱えて暮らしているのです。
 
年金の収入 生活保護水準以下

 老後の暮らしを支える命綱となっているのが年金です。
ところが、その年金は市内の高齢者一人当たり、国民年金の1か月あたりの平均受給額は53,600円(2014年度)に過ぎません。この額から、介護保険料や税金を天引きされますから、手取りの年金額はさらに減額されています。

 この額では、アパートで暮らしている高齢者は、家賃を払えば手元に残る年金は僅かです。つまり、生活保護水準を大幅に下回る生活を余儀なくされています。これでは、病気したり、介護が必要になると、生活はすぐに破たんします。
 
高齢者の尊厳守る 全員調査で支援を
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 市は今年の秋以降、「高齢者支援計画」をつくるため、ニーズ調査を実施します。そこで私は、高齢者の尊厳を支えるため、この調査にあわせて、ひとり暮らし高齢者全員について「悉皆(しっかい)調査」を行うよう、昨年から提案しています。

 私は調査の内容として、「収入」、「身寄りの有無」、「正月3が日の過ごし方」等々を指摘。こうして、ひとり暮らし高齢者の生活実態を把握し、その内容を次の「高齢者支援計画」に生かすよう求めています。

 予算市議会で私は、悉皆調査を改めて求めました。これに対して福祉部長は、「ひとり暮らし高齢者の調査対象者を増やす、ひとり暮らし高齢者に関する設問の内容を詳細に見直すなどの方法で実施してまいりたい」と答えました(2月26日・本会議)。
2016/05/27

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