日本共産党
日本共産党加須市議会議員
小坂とくぞう
HOME
プロフィール
議会だより
活動レポート
コーヒータイム
お知らせ
リンク
議会だより
<< 戻る

救急 重症の最多照会13回も

(未来館周辺で12日)
(未来館周辺で12日)

 急病や怪我などで、2014年に救急車で医療機関に搬送された患者は4,472人です。

 このうち、救急現場から医療機関に受け入れを照会した回数の最高は13回におよびました。原因は、深刻な医師不足です。

 9月市議会で私が、◇初期救急医療の拡充、◇医師の確保対策を提案しました。





 加須市内で急病や怪我などのため、2014年(1月〜12月)に、救急車で医療機関に搬送された患者は4,472人にのぼります。一日当たり、平均12・3人が救急搬送された計算になります。

 救急車が現場に到着すると、救急隊は患者の容体を確認し、医療機関に搬送の受け入れを照会します。救急搬送を受け入れる医療機関が決まらなければ、救急車は現場から動くことができません。そこで救急隊は、受け入れ先の医療機関が決まるまで、現場で医療機関への照会を繰り返します。

 昨年、照会件数が最も多かったケースは13回でした。昨年2月末、午前2時過ぎに救急搬送の通報。患者は81歳の女性で重症(3週間以上の入院加療が必要)でした。
 照会12回の内訳は、ベッド満床2回、専門外9回、医師不在1回。結局、救急車が現場に54分も滞在せざるを得ませんでした。

 今回のケースについて埼玉東部消防組合は、夜間で専門医の不足が、受け入れ医療機関が決まらなかった要因、と分析しています。

 また、産科・周産期のケースで、最も照会回数が多かったのは11回。8月初旬の午後4時過ぎ、25週の妊産婦について救急搬送の通報。軽傷でしたが、搬送先の医療機関が決まらず、救急車が現場に92分も滞在しました。
画像

 さらに、小児15歳未満のケースでは、最も照会回数が多かったのは6回。1月中旬の昼どきに、交通事故で3歳児が頭部打撲で救急搬送の通報。患者は中等症(入院が必要)でした。しかし救急車は、現場に35分間も滞在しました。

 救急搬送の通報によって、医療機関に3回以上の照会で、受け入れ不能の理由で最も多いのは、◇処置困難386件、◇専門外306件、◇手術中264件、◇ベッド満床89件など。

 結局は、医師の不足が最大の要因です。この結果、救急隊が現場に到着しても、患者を搬送する医療機関が決まらないため、救急隊が現場に滞在せざるを得ない時間が延びています。

 救急隊が現場に滞在する平均時間を見ると、2011年は14分21秒でした。しかし、2014年は16分00秒となっています。3年間で1分39秒も延びています。

救急医療の拡充・医師の確保を提案

 昨年、福島病院が救急医療から撤退しました。その後、長期間にわたって、新たな命を誕生させてきた鈴木病院が廃院しました。 医師不足から、地域医療を支えてきた、かかりつけ医がなくなることは、地域医療の崩壊につながります。

 9月市議会で私は、初期救急医療の拡充と市独自の医師の確保対策を提案しました。
 いま、「お知らせ版」に掲載している救急病院は2医療機関に縮小。市民が不安に思っています。市内には、「お知らせ版」掲載の救急病院の他に、救急告示を受けている医療機関が2病院あります。
画像

 そこで、私は決算特別委員会で、この2医療機関の協力を得て、「お知らせ版」の救急病院に、追加記載できる取り組みを提案しました。渡辺正男・健康医療部長は「病院の事務長会議を開催している」と答えました。

 さらに私は、医師の確保をすすめるため、市内の医療機関に一定期間勤務する医師について、市が奨学金の返済に補助する制度を、改めて提案しました。

 大橋良一市長は、「(医師不足について)常に頭にもっている。何もしなかったら市民の命をまもれない」と答えました(決算委・9月29日)。
2015/10/25

<< 戻る

埼玉県加須市東栄2-11-14 電話(FAX兼用)0480-65-3706
Copyright(c)2003,TOKUZO KOSAKA
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。