日本共産党
日本共産党加須市議会議員
小坂とくぞう
HOME
プロフィール
議会だより
活動レポート
コーヒータイム
お知らせ
リンク
議会だより
<< 戻る

9月市議会 存在感を示す

(満開のコスモス・未来館周辺で12日)
(満開のコスモス・未来館周辺で12日)

1.マイナンバー条例、決算等28議案を審議
 
 2015年9月市議会は、9月1日に開会し、会期32日間で、10月2日まで審議しました。

 市長が提出した議案は、補正予算、条例、2014年度決算など28件。

 うち、新規条例は、◇市民一人ひとりに12桁番号を強制的に付けて、市民を生涯にわたって管理するマイナンバーを導入する条例関連が4件、◇公立幼稚園13園で来年4月から3歳児保育を開始する条例、◇空家の対策を講じる条例など。

 2014年度一般会計決算は、市民のくらしに大きな影響をおよぼし、審査の経過が新年度予算編成に反映されることから、決算特別委員会を設置し、5日間にわたり集中的・詳細に審査を行ないました。党議員団から私が選出され、行政の全般にわたって、市民の立場からチェックしました。

 党議員団は、議案の審査にあたり、それが市民の利益・くらし向上に役立つのかどうか…この基準に基づいて判断。28議案のうち、14議案に反対しました。


2.市民の暮らしはどうなっているか

 2014年度決算の審議を通じ、安倍内閣のもとで、貧困と格差が拡大し、消費税8%増税、米価大暴落のもとで、市民の暮らしが厳しい状況に置かれていることが、私の質疑で浮き彫りになりました。

 この数年来、一生懸命に働いても普通の暮らしができない、ワーキングプア=働く貧困層が大きな社会問題になっています。対象となっているのは、年収が200万円以下で働いている人たちです。市内のワーキングプアは、およそ1万2,000人にのぼり、納税者の20%を占めています。

 この要因は、雇用において、身分が不安定で賃金が安い非正規雇用(契約・派遣・臨時社員等)が全体の約4割を占めていることです。市民が2014年度に就職した人は1,097人。うち、53.7%は非正規雇用でした。
 
 また、米価の大暴落によって農業所得は、2013年度に比較し2015年度は49%に激減しています。このため、農業法人が事業不振に陥り、法人税均等割5万円が納められないでいます。

 市内には、企業が2,411社あります。
しかし、そのうち赤字企業が約6割にのぼっています。このなかで、製造業と運輸業の3社が倒産、従業員にとって大変な事態です。

 さらに、消費税8%増税によって、「卸売・小売業」29社、建設業20社、サービス業13社、製造業12社、運輸業9社などが事業不振に陥って、法人税5万円を払えないでいます。加須市経済にアベノミクスは「かけら」もない―これが実態です。

 私は、市議会最終日の討論で以下のように指摘しました。
「わが議員団は、市民が置かれている状況を仔細に分析し、市民に寄り添い、暮らし・福祉優先の市政めざし、引き続いて全力で取り組んでいくことを表明し、討論を終わります」と。


3.市長と14項目について議論
 
 私は9月市議会で、本会議の質疑で2時間30分、同じく質問を1時間行ないました。そして委員会では、総務委員会で1日、決算特別委員会(以下は決算委)では5日間、審議しました。

 市議会を通し、私は大橋良一市長と14項目について議論しました。特に、決算委では約1時間にわたって、市長と議論しました。そのテーマは以下のとおり。
 
 ◇株式会社の民間保育所設置に係わる問題
画像
 ◇留保財源12億円を活用し、小中学校にエアコン設置を提案
 ◇個人情報漏えいとなりすまし犯罪が増加するマイナンバーの問題
 ◇公立幼稚園の3歳児保育実施に伴う民間保育所関係者との軋轢解消
 ◇所得減少の市民生活と市政運営の方向
 ◇高すぎる国民健康保険税の引き下げを提案
 ◇公共工事の設計労務単価を技能労働者に支給させる
 ◇情報セキュリテイの重大な欠陥を告発
 ◇マイナンバーと情報セキュリテイ対策
 ◇血税大ムダ遣い同和事業を廃止する
 ◇少子化対策
 ◇医師の確保対策
 ◇合併による農地取得の処分
 ◇市民の願いを実現する財政運営
  
   ――市長との議論は多岐にわたり、市政を前にすすめる建設的な議論になりました。



 さらに、渡邉義昭教育長と4項目について議論しました。テーマは以下のとおり。
 
 ◇教育委員会制度の改正と教育委員5人による議論の活発化、
 ◇不登校の克服、
 ◇就学援助を生活保護基準引き下げに連動させないで拡充する、
 ◇小中学校にエアコン設置
 
   ――市教委の根本原則と当面する諸課題について議論を展開しました。

 また私は、本会議で9月8日は部長8人、同じく14日は部長3人、そして、決算委の総括質疑(29日)では部長13人に対し、市政を前にすすめるため質疑を展開しました。結局、9月市議会を通し、私は部長延べ24人に対し、49項目について議論を展開しました。


4.ヒアリング 課長延べ45人と約20時間
 
 私が質問や質疑を通告すると、市長部局、市教委からヒアリングを依頼され、私は毎回、これに応じてきました。

 本会議の質疑では、課長14人と5時間45分。質問の際には、課長6人と3時間30分。決算委の総括質疑は、課長25人と10時間35分。合計では、課長延べ45人と通算19時間50分におよびました。


5.議論1か月で、問題が解決に向けて動く
画像

 9月市議会は、会期32日間にわたる長丁場の市議会でした。議論を1か月も行なえば、問題の本質が浮き彫りになり、解決の方向性が明確になってきます。

1か月の議論を経て、市政が前に動いた3つのテーマがあります。

◆小中学校にエアコン設置
 
 市議会の当初、私は予算に計上していない留保財源12億円を活用し、小中学校にエアコン設置を市長に提案しました。

 また、PTAと保護者が、市長に対してエアコン設置の陳情書を提出している事実を指摘しました。

 このあと、審議を続けるなかで私は、教育委員会の資料を分析し、県内40市のなかで、エアコン設置完了・順次設置中・来年の夏から稼働・設置の方向で検討中―エアコン設置の市が35市にのぼり、県内市の88%にのぼる事実を明らかにし、エアコン設置が県内市の大きな流れになっていることを強調。論戦を大きくリードしています。

◆マイナンバー 情報セキュリテイに重大な欠陥が

 今月5日に始まったマイナンバー制度。
すでに、マイナンバーを語った詐欺で高齢者が被害を受け、マイナンバーを語った不審な電話が相次いでいます。

 私が9月14日の質問で、加須市の情報セキュリテイに重大な欠陥があることを、初めて明らかにしました。

 それは、市民の個人情報を管理する基幹系ネットワークと、インターネットにつながっている情報系ネットワークが接続しており、サイバー攻撃(標的型不正プログラムによる攻撃)を受けると、市民の個人情報が漏えいするシステムになっていることです。

 総務省は、7月5日のマイナンバー付番まで、基幹系と情報系のネットワークを物理的に切断するよう指示しました。しかし、とても間に合わず、加須市は暫定的な対応をとっています。しかし、システム上、サイバー攻撃を受けると、市民の個人情報が漏えいする重大なリスクを抱えた状態に変わりありません。

 私の指摘に、市長は「セキュリテイ対策を抜本的に考えていきたい。お金はかかるが万全の対策をとっていきたい」と答えています(9月29日 決算委の総括質疑)。

◆株式会社運営の保育園 秘密主義を改めさせる


 加須市は、保育所入所の0歳から2歳までの入所枠が足りないとして、株式会社(資本金1千万円)の保育所設置を密室で決めました。

 ところが、市議会の始まった頃、市役所「子ども局」は、株式会社の保育所について異常な秘密主義に固執。私が本会議で質疑する当日(9月8日)、本会議の開会10分前に、「資料は出せない」と告げるなど、非常識と秘密主義にとらわれていました。

 これに対し、私は子ども局の秘密主義を厳しく批判。私の指摘に対して市長は、改善を約束し、これ以降、子ども局の秘密主義は見直されました。

 私は決算委の総括質疑(9月29日)で、「株式会社の保育所は、保育を利潤の手段としている。従って、保護者が払う保育料、市が税金から支払う委託料が、どのように使われ、流れているのか。資金の流れを常に把握することが求められる」と指摘。塩原子ども局長は、私の指摘にそって対応することを約束しました。


6.市民の利益を守る…一致する課題で他会派と共同
 
 市民の利益を守るため、私は他会派との共同を追求しています。
9月市議会の開会前、私は、会派代表者会議(8月24日)のなかで、○小中学校の大規模改造事業に対する補助金交付を求める意見書、○小中学校にエアコン設置を求める決議などを、他会派の代表者に申し入れました。

 その結果、「小中学校の大規模改造事業に対する補助金交付を求める意見書」は、市議会最終日の本会議に上程。全会一致で可決されました。意見書は、安倍首相はじめ文部科学大臣等に送付されました。
画像

 しかし、「エアコン設置を求める決議」については、「もう少し時間がほしい」、「流れをみながら」などの意見があり、先送りしています。

 私はこれからも、市民の利益を守るため、他会派と一致できる問題で共同めざし、取り組んでまいります。
2015/10/08

<< 戻る

埼玉県加須市東栄2-11-14 電話(FAX兼用)0480-65-3706
Copyright(c)2003,TOKUZO KOSAKA
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。