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予算修正案 提出理由を説明

(河津桜・諏訪神社で13日)
(河津桜・諏訪神社で13日)

 予算市議会は12日、最終日の本会議をひらき、委員会で審査した議案と追加議案を採決。すべての審議を終了し、会期29日間におよんだ予算市議会を閉会しました。

 本会議は冒頭、東日本大震災の4年目をむかえ、犠牲者に対して、議員はじめ議場内の全員が黙祷を捧げました。

最終日の本会議は、党議員団が提出した、
○2015年度一般会計予算修正案、
○国保税1人1万円を引き下げる・介護保険料を原案から年1万円余り引き下げる―条例修正2件を上程し、審議しました。

 「2015年度一般会計予算に対する修正案」は、審議にあたって、私が提出理由について説明しました。以下は、その要旨です。





市民のくらしを応援する予算修正案

 ただいま上程されました、日本共産党加須市議会議員団が提出した、第1号議案・「平成27年度加須市一般会計予算に対する修正案」について、発議者を代表し、提出理由について説明致します。

 いま市民の暮らしは、消費税8%増税で27億円という、かつてない大増税による負担増となり、消費税10%増税になれば商売を止める―という寂しい声が聞こえてきます。

 しかも、「社会保障のため」と言って消費税を増税しながら、肝心の社会保障は、年金の引き下げ、医療における患者負担増、介護保険の制度改悪など、給付減と切り捨てによって総額9.3億円の負担増となっています。

 さらに、加須市は「埼玉一の米どころ」です。市は農業について、「地域の基幹産業」と位置づけています。ところが昨年来、米価の大暴落が稲作農家をかつてない大きな不安に陥れています。米価大暴落による減収は、およそ22億円の収入減となっています。

 このように見て来ると、増税と社会保障切り捨て、米価大暴落による影響で、市民は総額58.3億円という、かつてない大幅な収入減となっています。これを市民1世帯当たりに換算すれば、何と13万円を超える大幅な収入減・負担増となっています。

 こうした状況を反映し、市は新年度における市民の暮らしについて、個人所得は2%の落ち込み、農業所得に至っては30%の大幅減を見込み、法人税割も4.8%の落ち込みを見込んでいます。このように、市民の暮らしは、2015年度も依然として、厳しい状況が続く見通しとなっています。

 予算審議を通じて明らかになっている、市民の暮らし、および市内の社会経済情勢を仔細に分析し、市民の暮らしを応援する施策を展開するため、10項目について予算修正を行なったものです。

予算修正案のポイント

 それでは、はじめに予算修正案のポイントについて説明します。
先ず第1に、予算の総額について増額修正しております。
予算書第1条は、歳入歳出予算の総額について、原案は371億6600万円と定めています。これに対して修正案は、歳入歳出予算の総額について、2億4千万円を増額修正し、予算の総額について374億600万円と定め、修正しております。

 第2は、原案にある血税のムダ遣いを廃止、身の丈を超える開発事業を抜本的に見直すなどして、原案を修正した予算規模の総額は、全体で4億4千785万1千円におよんでいます。

 そして、予算修正を行なった「款」は、歳出予算で7つの科目、歳入予算で4つの科目となり、歳入歳出予算の全体では、11の科目におよんでいます。

 第3は、予算書第2条の債務負担行為について、「第2表 債務負担行為」に「小中学校空調設備設置及び維持管理費」を追加修正し、期間を「平成27年度から平成32年度まで」と設定し、限度額を「13億520万6」千円を追加修正しております。この修正は、小中学校30校の普通教室にエアコンを設置し、来年夏から稼働させる所要の措置を講じたものです。

 ところで市議会が、予算書第1条について議決する予算科目は、「款」と「項」の2つの科目となっています。これにそって、説明を致します。

 先ず、第1は、消費税大増税と社会保障の給付減と切りすて、米価大暴落のもとで、市民の暮らしを応援する措置を講じています。

国保税 1人あたり1万円引き下げる

  その1つが、住民のいのちと健康を守る、加須市の医療保険の中核を担っている国民健康保険税について、加入者1人当たり概ね1万円を引き下げる修正措置を講じています。

 国保加入者は、非正規労働者や高齢者など、低所得者が多く構造的な問題を抱えております。国保加入者の1世帯当たりの平均所得額は、僅か113万9千円に過ぎません。

 この事実は、国保加入者の平均が、生活保護基準以下の状態であることを浮き彫りにしています。これに対し、国保税は1世帯当たり平均15万円を超えています。このため加入者は、高すぎる国保税に悲鳴を上げ、6世帯のうち1世帯が払えない深刻な状況が続いています。
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 そこで、資産割の引き下げを含め、加入者1人当たり国保税を1万円引き下げるため2億7285万円余りを追加修正しています。

 なお、これに要する財源は、血税大ムダ遣いの同和事業廃止、および身の丈を超える開発事業=野中土地区画整理事業の繰入れを減額措置し、継続的かつ安定的に対応できるように、修正措置しています。

介護保険料 1人1万円以上引き下げる

 2つ目は、介護保険の第1号被保険者の保険料を、留保財源等を活用して引き下げる修正措置を講じています。

 介護保険は新年度から3年間、第6期事業計画として事業が行なわれます。
介護保険の財政スキームは公費負担50%です。ところが国は、調整交付金5%を減額しており、それが第1号被保険者の介護保険料を引き上げる要因になっています。

 第6期事業の介護保険料は、現行の第5期事業と比較し、15.5%引き上げる方針です。そこで、公費負担50%の約束を履行するため、第6期計画初年度分の調整交付金減額見込み1億1700万円を繰り入れ、介護保険料を引き下げる措置を講じています。

災害につよいまちづくりを推進する

 第2は、減災・防災のまちづくりを推進する修正措置を行なっています。
先程、東日本大震災の犠牲者に、黙祷を捧げました。ちょうど4年目を迎えていますが、未だに避難者が23万人にのぼっています。この教訓をふまえ、市民の安全・安心を図り、減災・防災のまちづくりの推進は急務です。

 その1つが、突然襲ってくる大地震の恐怖と災害から、次代を担う子ども達の安全を確保するため、小中学校30校すべてに、緊急地震速報の端末を設置する予算修正を行なっています。具体的には、小学校費に924万円、中学校費に336万円を増額修正しています。

 2つ目は、騎西、北川辺、大利根の3地域の拠点避難所に指定されている小学校に、防災用井戸を3か年で設置する経費として4千万円を増額修正しています。また、その財源は、災害対応であることから、財政調整基金から繰入れ措置を講じています。

 3つ目は、木造住宅耐震化補助が県内40市のなかで最低水準となっており、耐震診断は2倍に引き上げ、耐震化工事に対する補助は3倍に引き上げ、250万円を増額修正しています。

子育てを支援する

 第3は、新年度が子育て支援・新制度の初年度あり、子ども医療費の窓口払いを市外の医療機関にも拡大し、子育て世代を応援するため、事務関連経費200万円を増額修正しています。

学校備品=「机の引き出し」を公費で負担

 第4は.学校備品の「机の引き出し」を保護者に購入させ、合併で悪くなった内容を改善するため、公費負担に戻す措置として、小学校費に90万円を増額修正しています。

ごみ収集有料化を無料に戻す

 第5は、真に資源循環型地域社会の構築を目指し、指定ごみ袋購入手数料9千万円を減額修正して、ごみ収集を無料に戻す修正措置を行なっています。なお、これに対応する歳出の製造配送委託料等を減額修正しています。

血税ムダ遣い廃止、身の丈超える開発を見直し、財源つくる

 第6は、予算修正に充てた財源の内容です。
1つは、血税大ムダ遣いの同和事業を廃止する。
2つ目は、身の丈を超える開発事業=野中土地区画整理事業繰出金の減額、
3つ目は、個人情報漏洩・なりすまし犯罪を誘発するなどの懸念があり、当局が予算化を早まり誤った「住民票等コンビニ交付」を減額する修正措置、
4つ目は、下水道企業会計による資本費平準化債の発行をやめて、普通地方交付税を1億7千万円増額させる措置、および学校の大規模改修における地方債活用による一般財源の確保対策などを行なって、歳出予算の財源に充当しています。

小中学校30校にエアコン設置 来年夏から稼働させる

 さらに第7として、予算第2条の債務負担行為に、「小中学校空調設備設置及び維持管理」として、期間「平成27年度から平成32年度まで」、限度額「13億520万円」を追加修正しています。

 この措置によって、市内の小中学校30校の普通教室にエアコンを設置し、来年の夏から一斉稼働させることができます。なお、限度額の内訳は、エアコン設置に要する設計・管理委託料、および工事費として9億6344万円余を措置し、維持管理費6835万円余を5年間の債務負担行為を設定修正したものです。
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 私たちが提出した予算修正案は、同和事業の血税大ムダ遣いの廃止、そして身の丈を超える開発事業=野中土地区画整理事業を抜本的に見直し、市民の立場から財政を効率的に運用するならば、市民の暮らしを応援するために、どれだけの施策を展開することができるのか

  ――そのことを予算修正という形で、財源を明確に示して提案しているものです。

 以上をもって、第1号議案、「平成27年度加須市一般会計予算に対する修正案」について、提出理由の説明を終わります。
2015/03/13

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