| ■子どもたちに大好評!上井草診療所の「わくわく診療所探検」
 
「わくわく診療所探検」を上井草診療所で行いました。4歳〜小学校4年生までの27名の参加でした。AEDやエコー検査器を触ったり、包帯を巻いてみたり、持ってきたゲーム器やぬいぐるみをレントゲンで撮影してもらう等、普段は出来ない経験をしてもらいました。夏休みの宿題にも役に立つと思います。医師や看護師になりたいという子供達が出てきてもらえればと願っています。
■前進を実感 飛躍を予感 第64回 通常総代会
6月25日(土)午後1時半から第64回通常総代会を開催しました。10年度まとめ、決算と11年度方針と予算が総代の賛成多数で確認されました。
昨年度、是が非でも、医療と介護を強化・充実し、黒字体質に変えようととりくみ、多くの課題を達成することができました。和田堀診療所の経営改善のとりくみ、新たな課題に挑戦する上井草診療所のとりくみが報告されました。また購買生協との協同で発足させた「福祉のまちづくり・杉並」で7月から始まる見守り活動などの様子などが報告されました。
この1年間、多くの困難がありましたが、組合員、役職員が力を合わせ、課題に立ち向かってきた結果、無事60周年を迎えることができました。健全経営への転換も展望できるところまできました。全力をあげれば杉並、練馬を健康で、住み続けられるまちにできるのでは、という期待と希望を抱かせる総代会でした。
専務理事 吉岡尚志
 
■上井草診療所 母と子にやさしい診療所づくり
上井草診療所の今年度のコンセプトは「母と子にやさしい診療所」です。私は2年前の総代会で「高齢者にやさしい診療所」を発表したのですが、結局「誰にでもやさしい」ということなんです(笑)。
上井草診療所は今年度から家庭医養成のための教育診療所になりました。というのも、今までせいきょう診療所が教育診療所だったのですが、指導医である私が上井草診療所に異動したので研修医も上井草診療所に異動してきました。現在、長尾智子先生が毎日上井草診療所で診療にあたっています。
家庭医は特定の個人だけでなく、特定の家族、特定の地域までまるごと関わり続ける医師のことです。上井草診療所は高齢者の医療、健診、予防接種、在宅医療に力を入れていて、介護部門との連携もとれていますが、小児科診療をしていないのが家庭医診療所として足りていないところです。家族まるごとみるのが家庭医ですが、「子供はみられません」というわけにはいきません。また、子供をみることでお母さんのケアができることにも小児科診療の意義があります。
ベビーベッドやベビー用の体重計を設置したり、婦人科の検診ができるようにカーテンを設置したりと取り組みをすすめました。ただ、婦人科用の特殊なエコーの機械が必要なのですが、高価なためまだ導入できていません。私と長尾先生は、しっかり働いて導入できるようがんばります。増資も御協力おねがいします。
不活化ポリオワクチンを上井草診療所で接種開始する件を理事会で英断して頂き感謝しています。
上井草診療所 所長 安来志保
■「福祉のまちづくり・杉並」の高齢者の見守り始まる 7月1日から
無縁社会、孤独死さらに東日本大震災と原発事故被害…家族や地域のありかたが問い直され、人のきずなの再生が求められています。
東京都生協連の下で4つの購買生協(コープとうきょう、東都生協、パルシステム、生活クラブ)と東京西部保健生協が「福祉のまちづくり・杉並」参加して作りました。
区のとりくんでいる「あんしん協力員」制度に5つの生協が協力し、7月1日から配送車を使った高齢者の見守りを始めます。地域生協には区民の3割以上が加入し、3万5千件の個配を140台の車で行っています。配送車、往診車で「異変」に気づいたら担当者はセンター等に連絡します。これまで区の見守り制度は、見守りを希望する人は約400人にすぎません。もっと多いはずです。
杉並区は54万人で高齢化率20%です。一人ぐらし高齢者は約3万人、認知症患者は1万人。高齢化が本格的に始まる今、絆の希薄なまちで、新たな絆づくりが求められています。組合員のみなさんも「あんしん協力員」に登録し、ぜひご協力ください。
■東都生協の夕食宅配が始まりました 東都生協 新規事業推進部部長 荒堀共生
この間、東京西部保健生協の皆さんとは、骨密度測定会や健康チェック、弁当試食会などにご協力いただき、ありがとうございます。
私たち東都生協は、これからの高齢化社会に向け、買い物や食事を作ることが困難な方などに対して、生活支援の一つとして夕食宅配事業に5月から取組んでいます。まだ始まったばかりですが、東京西部保健生協の皆さんや「福祉のまちづくり・杉並」の取組みとも連携しながら、高齢者の方が安心して住み続けられるまちづくりに向け、見守りや安否確認にもつなげていきます。今後も個配や夕食宅配を通じ、地域の中で、出会い、ふれあい、支えあえる関係となるよう、宜しくお願いいたします。
■上井草診療所で 不活化ポリオワクチン接種開始しました
 |
| 上井草診療所でポリオワクチンの学習会もしました |
不活化ポリオワクチン接種が6月20日から上井草診療所で始まりました。法人内の会議や理事会での3回にわたる議論を経ての開始です。国内では、定期接種となっていないため、接種による万が一の副作用や後遺症が出た場合の補償の低さが、理事会では問題になりました。理事会での指摘を受け、診療所内では安来所長、長尾医師を中心に接種の手順書を作ったり、各種書式を見直す良い機会となりました。
この間、テレビや新聞でポリオの問題が報道されたことも追い風になったのか、永年の運動の成果で、来年から国は不活化ポリオワクチン接種を認めそうだとの情報も入ってきています。支部や地域での学習会を通して、さらにこの問題を知ってもらう機会を持とうと計画しています。
国の定期接種となるまでは自己負担がかかります。東京西部保健生協では組合員4,000円(1回)、非組合員5,000円(1回)となっています。希望される方は上井草診療所(3395―2400)まで連絡ください。基本的には月曜午後に予約制で実施しております。
ブログもはじめました!
上井草診療所だより
〜地域によりそう家庭診療所〜
http://kamiigusa.at.webry.info/
随時更新しています
■シリーズ 東京西部保健生協の事業所 Q&A 第3回 すぎなみ中央訪問看護ステーション
 |
| 所長:酒井正江さん |
Q:訪問看護の仕事の内容は、具体的にどういうことをされてるのですか?
A:例えば病状観察、お通じのお手伝い、チューブなどの交換、床ずれの処置、お風呂のお手伝い、リハビリなどがありますね。その方の日常生活によりそい、看護を提供します。
Q:おもにどういう状態の方に訪問看護をしているのでしょうか?
A:在宅で療養している方で、往診(訪問診療)を受けているかまたは外来通院している患者さんです。
Q:訪問看護を利用したとして費用はどのくらいになるのでしょうか?
A:介護保険では訪問時間により、30分460円、60分898円、90分1255円かかります。医療保険でする場合は1回の訪問が高齢者で約900円になります。難病の医療証を持っている方は無料になります。
Q:最後に訪問看護のアピールをお願いします。
A:今後ますます病院の在院日数が減り、在宅での療養が重視されてきています。訪問看護の出番の時です。主治医の先生、ケアマネージャーさん、ヘルパーさんとともに、患者さん利用者さんの生活をささえていきます。訪問看護のこと、わからないことがありましたらお気軽にご連絡ください。そして、私達といっしょに働いて下さる看護師さんも紹介して下さい。
■連載(17) 家庭医からのメッセージ
せいきょう診療所 医師 吉川 哲矢
家庭医は皆さんの不安に寄りそえるよう努力します
「3日前から何となく胃の調子が悪かったので病院に行った。実家にがんの親戚が多かったので胃がんが心配だったけどうまく伝えられずにいたら、『胃炎ですね』と言われ胃薬を出され帰ってきた。結局良くなったけどどこかで心配が残る…」こんな経験をされた方はいらっしゃいませんか。病気としての胃炎は治ったのに、なぜ不安はぬぐえなかったのでしょうか。
何か心身に症状を持って受診される方は、病気としての症状だけを抱えているわけではありません。その方の生活、これまでの健康状態や病気の経歴、家族や周りの人間関係、社会的な役割、そしてそれらをすべて抱えながら行きている日々に生じてきた、心や体の心配なこと。生き物としての機能がそこなわれる意味での「病気」だけでなく、個人個人が持つ「病いの体験」もまた、健康を取り戻すうえで見逃せないものです。
私たち家庭医は、医師として科学的に信頼のおける医療を提供するだけでなく、この「病いの体験」にも寄り添ってゆくよう努力しています。実は、これは個人的な性格や才能ではなく、「患者中心の医療の方法」として医療者向けに教科書も出ている方法なのです。
どんな診察でも、はじめにはまず一番つらい症状について詳しく伺います。その上で、他にどんな症状や心配事があるか、病歴、普段の生活やご家族のことなど、継続して診察していく中で注意深くうかがっていきます。そして治療のゴール、すなわち身体的な症状や心に抱える不安をどう解決するかという目標を決めるわけですが、ここで先にうかがってきた症状や不安に寄り添うことで「共通の理解基盤」を築き、治療方針を組み立てていくのです。
冒頭にあげた方の場合、「胃がんではないかと心配している」という思いを聞くことで、その不安を和らげるためにどんなタイミングでどんな検査があるかなども説明できます。結果的に出される薬は同じでも、きっと帰り道の不安の大きさは違うはずです。
■学習講演会のお知らせ 原発事故と放射能
とき:2011年8月6日(土) 午後2時〜4時
会場:東京土建杉並会館 3階ホール
講師:原発問題住民運動全国連絡センター筆頭代表委員
浜通り医療生協 理事長 伊東達也氏
主催:東京西部保健生協
共催:杉並社会保障推進協議会(杉並社保協)
問い合わせ:東京西部保健生協(吉岡) TEL:3381−0877
参加費無料

|