
診療所生協がとりくむ医師養成
東京西部保健生協
せいきょう診療所所長 安来志保
医師不足による医療崩壊が各地で問題となっています。医師確保は医療生協にとっても最重要課題です。
診療所生協がとりくむ医師養成として、今までにないとりくみが始まっています。
日生協家庭医療学開発センターの教育診療所の一つである、東京西部保健生協「せいきょう診療所」の安来志保所長は、2006年に大学病院を離れ、診療所に着任しました。家庭医としての診療だけではなく、家庭医をめざす研修医を受け入れ、指導医としても活躍しています。
「ただ医師として働くだけではなく、家庭医の勉強を続けたかったわけです。そのとき、センターの活動を知りました。大学病院の専門医集団とは違い、診療所の医師は自分から学習の課題を探していく必要があります。診療所の医師は孤独になりがちですが、センターには学びの集団があります。毎月、指導医・研修医が集まり、みんなで医師としての自分を振り返ります。それぞれの歩みを共有することで、自分の成長・他人の成長を感じることができます。また自分の感情を振り返ることで、整理することができ、精神的にも安定します。疾患について振り返りはあっても、医師の内面の振り返りは大学にはありません。
また、組合員・医療生協の存在自体、知りませんでしたから、いろいろな組合員活動に驚きました。家庭医を目指す医師が求める場が、医療生協にはあります。医学生や若手の医師にもっと情報を出す必要を感じています」
(日本生協連医療部会 機関紙「Com Com」2008年4月号より転載) |