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市主催の防災講習会
 2月17日(月)の夜、小金井市主催の「平成14年度防災講習会」が開かれました。この講習会は、市内の自主防災組織(20団体)対象に毎年、行なわれているもので、昨年と同じく、小金井市市民会館「萌え木ホール」で開催されました。
講習会では、「市民が主役の防災対策」と題して、財団法人「市民防災研究所」理事の池上三喜子氏が講演。池上氏は、当初予定されていた同研究所・岡島氏のピンチヒッターとして16日の夜、急きょ代行講演話が持ち込まれたにもかかわらず、岡島氏作成のレジュメをもとに、堂々と展開。氏自身、昨年に引き続きの講演となりました。
 池上氏は最初に、8年前の阪神・淡路大震災時、神戸の長田区で被災した消防団員の当時の実体験レポートを紹介。地震発生とともに家屋が壊れていく中で、家の中でどのような状況を迎え、その後、家の中でどのような行動をとったのか、そして、どのような救援活動を行なったのかなど、解説を交えながら説明。同時に、レポートに登場する地震発生時およびその後についてのキーワードをチェックしました。
 そのうえで池上氏は、今日行なわれている、行政主導の防災訓練の問題点を指摘。「せっかく市民が多数参加しても、行政側が全て段取りを進めてしまうことが多い。イザッというときは、行政側は来れない。参加した市民が自らすすめる訓練にする必要がある」と述べました。また、小中学校が避難先の施設にあてられていることについて、「建物の耐震診断がどれくらい行なわれているのか」と述べ、行政側の対応の遅れを指摘。同時に、防災マップの数年ごとの更新を求めました。
 これからの防災対策について池上氏は、「わたし守られる人」からの脱却を強調。警察・消防・自衛隊には力量や対応に限界があり、生命・財産をみずから守る必要性を力説。そのうえで、行政・企業・市民・ボランティアの連携の重要性を説きました。
 池上氏は、自身の家庭状況も紹介しながら、ユーモア交えて講演。自身では自分のことを「忘妻」(ぼうさい)と称しているとのことですが、氏の友人は「まだ、『忘』には、心があるからいいわよ。心がなくなったら、『亡妻』になるのよ」と、揶揄されているとのこと。とにかく忙しいらしく、「明日から2泊3日で山形でお仕事」と述べ、講演終了後、あたふたと会場を後にしました。
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