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四小避難所運営HUG訓練

 「HUG=ハグ」と呼ばれる避難所運営ゲームによる机上訓練が10月27日(土)午後、小金井市立第四小学校の視聴覚室で行なわれた。主催は四小避難所運営協議会という、第四小学校周辺の坂上地域の四つの自治会で構成する組織。自治会関係者の他に市長、教育長、都議会議員、地元の市議会議員など、総勢50余名の訓練であった。

 HUG訓練には以前、市立南中学校で貫井南町東自主防災会が実施したものに参加したことがあるが、今回の訓練は、より実践的であった。第一に、第四小学校の教室配置や校庭、体育館の規模を反映した図面が準備され、第二に、そのうえで、この教室はこのように使用する、体育館や校庭はこのように使うなどがあらかじめ設定され、第三に、どの時期のどの時間帯にどの程度の地震が発生したのか、第四に、学校施設のライフラインはどんな状態になってしまったのか、第五に、三箇所ある学校通用門がどのようになったのか────などを事細かに設定したうえで、このケースはどうする?、こんな人が来たけれ
ど、どのように対応する?、救援物資や食糧はどうように扱う?、などを問うものであった。

 実に多くのことを考えさせられた。実際に避難所を開設するにあたっては、第一に、避難所となる学校の施設配置や状況、体育館・校庭の現状と規模を事前に掌握しておくことが重要、第二に、それぞれの場所の受け入れ可能人数を事前に把握しておくことが必要、第三に、保健師や看護士、保育士、民生委員など専門的な人は受付近くの一つの部屋に待機してもらうべき、第四に、救援物資・食糧が来た場合、どの部屋や場所に運ぶべきなのかをあらかじめ決めておくことが必要、第五に、ライフラインが破壊されている場合は、簡易トイレやマンホールトイレの設置を急ぐべき、第六に、以上のことに対応しないと、避難所開設は容易ではない、大混乱が起きる、第七に、そのためにも今回のように、実際に使用する避難所の実態に即したHUG訓練を、その避難所を実際に運営することになるであろう関係団体交えて、繰り返し行なうべき────ということである。

 さて、小金井市地域安全課の貫井南町4丁目在住の職員は、そのような意識や位置づけをもって、今回のHUG訓練に参加しているのであろうか。貫井南町4丁目在住の地域安全課の課長は、そのような意識や位置づけをもって、小金井市自主防災会の全体会合に臨んでいるのであろうか。いずれかの議会でそのことは聞かざるをえないと思うのである。

(2018年10月29日付)

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