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市職員組合の旗開き
 1月11日(金)夜、小金井市役所内の労働組合「自治労市職員組合」の旗開きが行なわれ、日本共産党市議団を代表して出席した。私の他に市議会議員で出席したのは、民主党の村山秀貴氏と社民党の武井正明氏、かつて小金井市役所に勤務し、現在、あきる野市で市議会議員を務めている人の計4人であった。

 私含めて出席議員4人が挨拶を行なったが、私含めた小金井市の3人は、今春に行なわれる市議会議員選挙と、今日の公務員に対する動向を反映した挨拶を述べたが、小金井市に籍を置かない、あきる野市の市議会議員は、少々異質な挨拶を行なった。それは「目の病気にかかり今期で引退するが、自分の三男を後継者にするのでよろしく」というもので、その三男を自分の横に同席させて紹介するという内容であった。

 世襲制が悪いとか良いとかいうことではなく、後継者をわざわざ、あきる野市から連れてきて紹介するというその行為が、私には理解できない。ここは「旗開き」の席である。一般組合員が参加する場である。自分の後継者を紹介したいのであれば、来賓としての挨拶という場ではなく、別の場で、あるいは、執行部だけの席で行なうのがスジではないのか。私の感覚とかけ離れた光景を、そこに見た。

 旗開きは6時過ぎから始まった。しかし、その時点での参加組合員数はとても少なかった。地方分権、権限委譲などのうたい文句による仕事量の増と、退職者不補充による職員の絶対数の減により、参加したくても参加できない職場の実態が、そこにはあると思われる。そのことを組合執行部はどう考え、どのように打開しようとしているのであろうか。

 旗開きの場で知ったことだが、今春の市議会議員選挙で自治労東京都本部は、民主党の村山秀貴氏と社民党の武井正明氏を推薦するという。しかし、推薦する理由は、この場では明らかにされなかった。なお、私の挨拶内容を以下に掲載するので、お読みいただければ幸いである。

(2013年1月17日付)

[自治労市職員組合旗開きでのあいさつ]

 本日は、お招きをいただきまして、ありがとうございます。日本共産党市議団を代表して、一言、ごあいさつを申し上げます。

 昨年12月の総選挙では、国民を裏切った政権政党が転落し、票を減らした自民党が漁夫の利を得て小選挙区で大勝しました。金融緩和と称して、赤字国債を大量に発行し、またもや大型公共事業の復活でゼネコンや大銀行の利益確保の道にすすもうとしています。株価は上昇しても、株を買うこともできない一般庶民は、インフレ政策による物価上昇で、ますます生活が大変になり、増える国の借金の穴埋めに、さらなる増税や暮らしに関わる予算の切り捨てが懸念されます。

いま必要なのは、下請けいじめや低賃金・長時間労働で大きな利益を得ている大企業に、儲けにふさわしい税の負担を求め、暮らしに直接かかわる予算を増やすなど、お金の使い方を改めさせる政治にすることです。日本共産党は、生活を守るためにたたかう多くのみなさんと、力を合わせて頑張る決意です。

 景気の長期低迷、労働条件の悪化がすすむなかで、いま国民の間では、公務員に対する厳しい視線が注がれています。あわせて、公務員の方々の職場での働き方へも厳しい目が向けられています。ですから、いま、みなさんがたに求められているのは、市民の側に立った行政運営を行なうこと、市民の不安や願いに寄り添い、親身になって応えていける行政になるということだと思います。

小金井市はお金がないわけではありません。何十億円もの借金を背負うことになる大型開発事業がいまだに続き、あらたに都市計画道路の建設を行なおうとしていることが問題だと思うのです。この行政運営でいいのか、こんなやり方をしていたら市民の暮らしや福祉に応えていけなくなる、と、声をあげていくことではないでしょうか。

 市民の暮らしや権利は、職員が市民のために元気に働いて行けるかどうかによって決まります。ですから、みなさんがたの、市民のために働く権利や労働条件が守られることが必要です。ぜひ、労働条件の向上めざして頑張っていただくとともに、市政運営のあり方を改めさせる取り組みを、これまで以上にすすめていただけますよう、お願いを申し上げます。

 今年3月には市議会議員選挙が行なわれます。この市議選は、夏の都議選や参議院選挙の前哨戦としても闘われます。どうすれば市民、国民の暮らしが良くなり、どの政党や候補者ならば公務員と市民を分断する流れを切り換えることができるのか、ぜひ見極めていただきたいと思います。

 今年1年、みなさんがたの闘いが大きく発展し、市民の暮らしも福祉も職員の生活も良くなる小金井市になることを期待しまして、挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

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