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市民会館の移転改築について(2014年12月市議会一般質問)

【中庭次男 質問】
 次に市民会館の移転建て替えについて質問いたします。
日本共産党水戸市議団の市民アンケートで市民会館の移転改築について調査したところ、第一位は「市民の声をきくべき」であり、第2位は「反対」、第3位は「規模縮小」でありました。
 質問の第一は、昨年12月に市長が提案した大ホール2,000名、大中小の会議室等で合計3,000名の集客数であったが、今年11月の特別委員会にしめされた計画では3,700名の計画となりました。このような規模拡大はやめて、規模縮小をもとめるものであるが、その考えはあるのかお伺いいたします。
 第2は、建設費をできる限り節約することであります。
同規模の施設の建設費では、佐世保市のアルカスSASEBOは152億円、いわきアリナスは121億円であり、多額の建設費がかかっています。
水戸市は市庁舎の建て替えで151億円、新清掃工場の建設で365億円、東町スポーツセンターの建て替えなどで80億円など多額の建設費が見込まれます。市民会館の建設は規模の縮小や節約なども含め、できるだけ建設費を低く抑えることがもとめられています。建設費はいくらみこんでいるのかおたずねいたします。
 第3には、駐車場はおおむね300台を整備するとしているがこれでは不足し、大渋滞を招く恐れがあります。その対策について。さらに市民会館を利用する場合は無料とすべきではないかお伺いいたします。
 第4には、建設予定地の地権者は約20名(法人と個人)であり、再開発準備組合の組合員は13名あり地権者の6割程度であります。再開発に反対する地権者もおります。これらの地権者の意見について水戸市の対応についてお伺いいたします。

【市民環境部長 答弁】
 中庭議員の一般質問のうち,市民会館の移転建替えについてお答えいたします。
新たな市民会館につきましては,現在,特別委員会に御協議申し上げながら,基本計画の策定を進めているところでございます。
 そのうち,施設の規模についてでありますが,新たな市民会館は,市民の芸術文化活動の拠点として,また,新たな交流や活力,にぎわいが創出されるコンベンションの拠点として,単なる施設の移転ではなく,新たなまちの形成にもつながる施設として考えております。
 そのためには,著名なアーティストの全国ツアーでも利用いただける客席規模が必要であり,また,全国のコンベンションの多くが3,000人程度までの規模で開催されていることから,2,000席の大ホールを中心に,施設全体としては3,000人規模のコンベンションが可能となる施設を整備することとしたところでございます。
特別委員会にお示しした収容人数3,700人という数字は,大ホール,多機能ホール等の各施設の収容可能人数を積み上げたものであり,これらの施設を複合的に利用した場合に,3,000人規模のコンベンションにも対応できるものと考えており,規模を拡大するものではございません。
 次に,施設の建設費につきましては,現在,精査を進めているところであり,基本計画骨子(案)として取りまとめ,特別委員会に御協議申し上げてまいります。また,施設の設計や施工の段階においても,事業内容を十分精査し,本市の将来の財政運営への影響を見据え,可能な限り事業費の縮減に努めてまいります。
 次に,駐車場につきましては,近隣駐車場の利用状況や市民アンケートによる意向調査,水戸芸術館における催し物の際の実態調査等を踏まえまして,整備台数を300台としたところでございます。
 整備計画地は,鉄道やバスなど公共交通の利便性にも恵まれておりますので,環境にやさしい公共交通機関の利用促進に向けて周知を図るなど,周辺交通に配慮した運営に努めてまいります。
 また,市民会館利用に係る駐車場料金の在り方につきましては,今後,十分に検討してまいります。
 次に,整備計画地の権利者への対応につきましては,先般,権利者の方々への意向確認を行ったところ,大半の方々から事業への御理解をいただいているところです。
 今後とも,市街地再開発準備組合との連携を深めながら,より一層の御理解が得られるよう,権利者の方々への丁寧な説明と対応に努めるとともに,地区内での権利変換か転出かの選択といった御意向の把握にも努めてまいります。

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