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見川小・中・幼稚園の改築について(2013年12月市議会一般質問)

【中庭次男、質問】
見川中学校、見川小学校、見川幼稚園の改築について質問いたします。
地元の皆さんの強い要望であった、改築がやっと来年度から工事が行われることに関係者の皆さんのご努力に敬意を表します。
改築にあたり次の4点をもとめます。

第一点は屋内体育館は小学校、中学校の共用ではなく、別々に建設することであります。
現在の計画は体育館が共用のため、入学式、卒業式、学年集会などが重なる場合は使えません。
そのため学校行事は小学校と中学校で調整が必要となり、単独ではきめられません。
小、中別々に体育館を建設することに改める考えはないのか。
また共用する場合でも体育館に仕切り板の設置は必要でありますがその計画はないのかお伺いいたします。
生徒数716人の見川中学校、549人の見川小学校、合計1,260人の生徒がいる学校は県内で最大規模となり、体育館の共用はあまりにも問題が多すぎると考えますが、明快な答弁をもとめます。

【中里教育次長、答弁】
見川幼稚園及び小・中学校につきましては、各施設の老朽化や教室不足、さらにはグラウンドの狭あいなどの課題を解決するため、早急な整備が必要であることから、本市初となる幼稚園、小・中学校の一体的な配置による改築計画を進めております。
このたび、不整形な敷地形状を有効に活用するとともに、小・中学校間の連携を深め、よりよい教育環境を実現すべく、地域や保護者の代表及び学校関係者との協議を数回重ね、ご賛同いただいた基本設計がまとまったものでございます。

始めに、屋内運動場につきましては、小・中学校が各々必要な面積を確保した上で、アリーナが隣接していることから、一体的にも使用できるよう計画を進めております。
この一体的な整備が実現することにより、これまでにない広さの屋内運動場を確保することができ、見川小・中学校では、在校生全員を入れた卒業式の実施など充実した活動を展開することができます。
屋内運動場の同様の整備につきましては、県内にも事例があり、また新校舎においては、各学年に応じて学年集会が行える多目的ホールを設置することとしており、活動の場が広がります。
こうした活用方法や一体的な整備につきましては、現在学校を始め、関係者との協議におきまして御理解をいただいている状況にございます。

【中庭次男、質問】
第2にプールの小学校、中学校の共用問題についてお伺いいたします。
今回の改築では見川小学校のプールが廃止され、現在の見川中学校のプールを小学校でも利用することになります。
見川中学校プールは水深1.3mで小学校プールより2倍近くも深く、小学生が危険となります。小学校にもプールをつくる計画に変更する考えはないのかお答えください。

【中里教育次長、答弁】
プールの共用化につきましては、これまでの本市や他市の事例を参考として、プールフロアという深さ調節器を使用することや水量を調整することにより、小学校低学年から中学生までが利用可能なプールの運用を図ってまいります。

【中庭次男、質問】
第3に周辺住民への説明会の開催と、日照権についてお伺いいたします。
中学校グランドに面した住宅では、すぐ側に4階建ての校舎が建設されるため、日当たりが悪くなると訴えておりますが、水戸市はどのように対応するのか。
改築工事は8年から9年もかかります。
工事車両が通行する道路は通学路にもなっており、交通安全対策について地元説明会を開く考えはないのかお伺いいたします。

【中里教育次長、答弁】
学校完成後の建物が与える影響を懸念される近隣の方々には、御理解をいただけますよう誠実に対応してまいります。
また、工事期間中の通学路の確保や工事車両動線等の安全対策につきましては、今後行う実施設計や工事計画において十分に検討したうえで、学校や関係者の皆様にもご相談しながら説明会などにより周知を図ってまいります。

【中庭次男、質問】
第4に、改築工事では見川中学校の武道館が解体されて、完成するのは4年後となります。
その間、柔道と剣道の授業と部活は中学校の体育館を使うことになりますが、現在でも体育館は部活で一杯です。
見川総合運動公園の体育館の使用が考えらますが、送迎バスの配置の計画はないのか答弁をもとめます。

【中里教育次長、答弁】
中学校武道場の改築事業期間中における対応といたしましては、中学校の既存屋内運動場のほか、隣接している小学校の既存屋内運動場を使用することで武道の授業や部活動に支障のないよう対応を図ってまいります。
今後とも、工事期間中及び完成後の学校運営に支障のないよう学校や関係者と十分協議しながら整備を進め、よりよい教育環境の実現を目指してまいります。

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