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一般質問(NO・2)
次に学校図書館の専任司書について質問します。
いま、私たちを取り巻く環境は、テレビの普及に始まり、パソコン、携帯電話など多くの情報をどこからでも自由に検索し、瞬時に手に入れるとともにそれを他人に伝えることもいとも簡単に行なえる時代になっています。今後さらに普及・発展することが予測されます。
しかし、このことによって児童から青少年までの幅広い年代における読書の量がより一層低下することが予想され、このままの傾向が進むと、表現力や創造力を身につけ豊かな感性を育てるという人間形成の一面において大切な部分の発達が心配されています。
2003年5月の全国学校図書協議会調査で、1ヶ月間に1冊も本を読まなかった小学生は9、0%、中学生は32,0%、高校生は59%となっています。
また、昨年経済協力開発機構(OECD)が実施した国際学習到達度調査における日本の子どもたちの読解力が大幅に後退しているとの結果が発表されました。原因は単純なものではないでしょうが、読書の必要性が見直されていることは事実です。大人に対しての世論調査でも1ヶ月間に全く読書をしない人は38%で、子ども達の成長を支える大人達の読書量も決して十分でないことも大きな課題となっています。
子どもの読書活動を推進するためには、学校図書館や地域の図書館等の充実を図るとともに学校、家庭、地域が一体となって取り組むことが求められています。
国は、2001年に「子どもの読書活動の推進に関する法律」を制定し、「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」を策定し、東京都も「東京都子ども読書活動推進計画」を策定しました。
大田区は、このような国や東京都の取り組みに合わせて「大田区子ども読書活動推進計画」をつくりました。
また、学校図書館法が改正され、12学級以上の全ての小・中・高等学校に司書教諭の配置が義務付けられました。
学校図書館は、子どもたちにとって最も身近で密接な読書活動の場所です。また、指導の工夫次第で読書活動の持つ意義や目的に対する反応がもっとも理解できるという点や今後の成長に合わせた読書活動の基礎を作るという意味においても重要な役割を担っています。
そういうなかで司書教諭の役割は、学校図書館の管理運営、読書計画、図書館資料の選択、教材としての活用の工夫など多岐にわたっています。そして子どもたちが本と出会う機会を提供することです。
しかし、区内の小中学校では司書教諭が配置されても実際には学級担任を兼務しているため、司書教諭としての役割を十分発揮できないのが現状ではないでしょうか。
図書館を使えるのは、小学校では、授業で利用する他には、週2回、火曜日と金曜日の20分休みと放課後という学校や週1回授業で図書館を利用した時に貸し出しも行なうという学校もあります。中学校では、昼休みだけという学校が多いようです。放課後も開けてほしいという生徒の要望にもなかなか応えられないと言います。児童の図書委員の活動や地域のボランティアによる読み聞かせなどの取り組みがありますが、子どもたちの読書活動推進には、児童・生徒がもっと学校図書館を利用できる時間を増やす必要があります。
私は、先日狛江市を訪問し、市内の小・中学校に専任司書を配置している取り組みを視察してきました。
狛江市は、学校図書館法が改正される以前の1998年から学校司書の市独自の配置を開始して、2000年には市内の小・中学校全校に配置しています。臨時職員ですが、司書または司書教諭の免許をもっている方で、勤務は週4日、1日4時間です。
司書導入後の状況としては、「貸しだし冊数も含め、児童・生徒の関心の高さ、及び利用しようとする熱意の高まりが見られ、本が確実に身近な存在になっている。図書館の活用も拡大している」と評価しています。また、今後の課題としては「読書の推進、学校図書館の常時開館を目指していく中で、学校司書の役割はますます増加している。学校図書館に人の配置があることが、学校図書館の利用拡大の大きな役割を果している現状があり、司書教諭の勤務軽減もない中で、今後、司書教諭の役割の見直しと学校司書の勤務延長が大きな検討課題となっている」としています。
世田谷区も全校に年間100日の専任司書を配置しています。
図書館が常時開館されていて、そこに人がいることが図書館の活用の拡大につながるという共通した感想でした。
●区は、今年度「学校図書整備」事業として、小学校に1億6千万円、中学校に9千万円予算化しました。整備された図書がより活用されるためにも大田区の小・中学校の図書館に専任の司書配置を求めます。お答え下さい。
また、国は「学校図書館法」に限りませんが、法律を作り、地方自治体に実施を義務付けますが、法の目的を成し遂げるには財源の保障がなければなりません。
● 司書教諭の授業時数の軽減や司書教諭の専任配置を国や東京都に要望すべきです。お答え下さい。
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